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『僕たちは世界を変えることができない。』と「メイド・イン・バングラディッシュ」 

タイトルに惹かれて、購入したこの本。



 

後で検索かけて調べたら、これ、銀杏BOYZのドキュメンタリーDVDのタイトルで出てきたので、こっちが先?

峯田和伸の言語センスか~、と納得したけど(これが一大学生のネーミングセンスだったらスゴイな、と思ったので)、その時は、この本のタイトルに共感して、この本を買った。

僕たちは世界を変えることができない。

この本は、日本で比較的豊かに暮らす医大に通う学生が、ひょんな偶然から、「150万円でカンボジアに小学校が建てられる」と知り、じゃ、チャリティーイベント開いて金集めて、学校つくんね?みたいな感じで、実際に開校式に参加するまでのドキュメンタリー。

この本を他の人にお勧めするのか、というと、それもまぁどうかな?という感じで、著者の葉田甲太氏の私生活(しかも、主に性的方面の…)が「そこまで要らないんじゃないの?」ぐらいに書き込まれていて、あまりに私的すぎるきらいもあり、「みんなに配って勧めたい!」という感じでもない、というのが正直な感想で。

なので、これ、そういう部分の影響で各出版社に拒否されて、自費出版となっているらしい。

葉田氏は2010年に大学を卒業予定、と書かれているので、現時点でまだ学生さんだ。

きっと、こんな風に私的部分を赤裸々に書き込んだのは、「だから俺はエラくはないんだって!」と言いたくて、全体評価の引き算的?に盛り込んだんじゃないかな、というのはわたしの想像。

なので、この本はボランティアの啓発書でもないけれど、全部読み終わって、「そうだよなぁ。」と思ったのだ。

何が、「そうだよなぁ。」と思ったのか、というと、某日本政府派遣のボランティアへの応募者が年々減っている、という現象について、考えたのである。

「来れ!若者」青年海外協力隊 止まらぬ応募者減少 公務員採用では有利にも

青年海外協力隊への応募低迷 若者は海外に関心薄?

応募者低迷の原因について、上述記事では、

・帰国後の進路不安定
・景気動向
・青年人口の減少
・NGOなど国際協力活動参加の多様化
・若者の内向き思考

などが挙げられている。
最後の「若者の内向き思考」というのは実際にあるようで、去年のニュースでも、HISが若者の海外旅行離れに苦戦しているというような記事を読んだことがある。

上述の理由の中でも、今回フューチャーしたいのは、「NGOなど国際協力活動参加の多様化」という点で、この葉田氏の活動もこれに該当するかと思う。

実際は、葉田氏は同書に依ると、「新潟中越沖地震において現地で1週間食料配布などのボランティアを行う」「スマトラ島沖地震ではNGOのHuMAのプロジェクトに参加。2週間スリランカで復旧作業を行う」とあるので、氏が「普通の大学生」と呼べるのか、或いは普通の大学生でもこれぐらいのボランティアは結構やっている、と言えるのか、わたしにはわからないが、氏曰く、自分は「普通の大学生」だ、と。

「voluntary」というのは、本来「自発的な、自ら進んで行う」という意味である通り、ボランティア活動というのは大前提として“自発性”が求められるものであり、誰かに指示されるのを待っていたり、言われたことだけをやる、という“受け身作業”の真反対の行動だ。

ボランティアをしたい、と思った時、或いは目の前に広がる何かを見たときに「何かしなきゃ」と感じた時、理屈抜きに動いている、その衝動が 「voluntary」の根っこだとわたしは思っている。

一昔前までは、その衝動の行先は政府派遣の海外ボランティアぐらいしかなかったし、それを見せてくれる機会もその周辺に限られていたのかもしれないが、「日本のボランティア元年」と言われた阪神・淡路大震災以降、その選択肢は多様化し、時代とともに政府派遣ボランティアへの応募者が減少傾向になるのもある意味頷ける傾向と言えると思う。

「クラブ(尻上がりアクセントの方)でイベントして、その金で学校つくらね?」的ノリですら国際協力ができる、そういう形でボランティアを始める人が出現する時代になったのだと思う。

逆に言えば、政府派遣ボランティアでなければできないことって何だろう?ということが、今、問われているように感じる。

*この本の収益はすべて、カンボジアの小学校の維持費、発展途上国への寄付に充てられるそうです。

@@@

先日TVを見ていたら、「マザーハウス」という会社を立ち上げ、「メイド・イン・バングラディッシュ」というバックでバングラディッシュの自立支援活動を行っている山口絵理子さんのことを放送していた。

わたしはこの方のことを今まで存知あげなかったのだが、TVを見ていて、「こんな人もいるんだなぁ。」と、心底感心した。

感心したのは、まず行動力。

バングラディッシュに行くことを決めたのは、検索ワードに「アジア 最貧困」と入れたら、「バングラディッシュ」と出てきたから、だとか。

そこで、「必要なのは施しではなく、先進国との対等な関係だ」と気づき、ジュートという麻の一種で作られたバッグをバングラディシュで作り日本の有名店で売ることで、自立を支援することにした。

情熱大陸 HPより

そう。次に感心したのは、ビジネスに繋げた、という点。

ちょっと話は反れるかもしれないけど、例えば、大麻を育てて収入を得ている貧困国の貧困村があったとする。
ボランティア機関や国際機関でも何でもいいけど、そういう人たちがそれはイケナイと思い、他の作物の生産指導をしに行く。
でも、きっとその代替作物がただのトマトとかトウモロコシだったら、彼らはまた大麻を作り続けると思う。
なぜなら、大麻のほうが高く売れるから。

「援助」というと聞こえは良いが、「被援助者」に必要なのは「正しさ」ではなくて、お金なのだ。
明日食べるものもないのに、そこに正しさを説いても、通じないと思う。わたしは、そう思う。

言葉が足りないかもしれないけど、貧困国・貧困地域と言われる場所で、人を動かす最大の動機はやはりお金だと思う。
お金が入ること、そこに正しさとかやりがいとかも含まれて、モチベーションに繋がるのだと思う。

「マザーハウス」のバッグは、フェアトレードの店ではなくて、普通の百貨店の中に、他のブランドと同じ扱いで売られている。
「援助」や「寄付」としてお金を受け取るのではなく、商品の価値の評価として高い値段を付けても、そのクオリティーを認めてくれる人が多数いる。
そこまでのクオリティーにもってきた山口さんはスゴイと思うし、(言葉は悪いけど)途上国クオリティーに最初からあきらめないで、そこまで持っていけるんだ、と最初から思っていたという信念もスゴイと思う。

というのも、わたしもフェアトレード商品には興味があって、取り扱いがある店はよく見に行くのだけど、購入したことは殆どない。なぜなら、値段がとても高いから。
それがフェアトレードだよ、と言われてしまうと身も蓋も無いのだけど、例えば、「チャイハネ」や「仲屋むげん堂」「チチカカ」「MALAIKA」などの店に行くと、世界各国の商品が手頃な価格で売られている。
あの価格が“先進国の搾取なのだ!”というのであれば、そうなのか・・・と思うしかないのだけれど、お金持ちでもない一消費者としては、上述の雑貨店で2000円程度で買えそうな衣類や雑貨が、フェアトレードの店で5000円ぐらいで売られていたりすると、やっぱりちょっと手が出ないのである。そりゃ、良く見たら品質が違うのかもしれないけどね…。

「マザーハウス」のバッグはまだ手にとって見たことが無いのではっきりとは言えないけれども、どこかのデパートで、普通のブランド品バッグと一緒にイベント販売を行ったところ、期間中の売り上げが1位になったこともある、ということなので、やはりそれなりのクオリティーであり、理念の部分を無視しても、単純にバッグとしての完成度が高いものなのではないか、と思うのだ。
そういうものをバングラディッシュ・クオリティーで作った、ということが、スゴイと思う。

今後、こういう理念のあって、完成度の高い商品はもっと受け入れられていくようになると思う。

とても参考になる話だった。

マザーハウスHP

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コメント

すごい

マザーハウスのHP、“マザーハウスストリー”を読みました(出勤前でまだ全部読み終えていませんが(^^;)、マザーハウス1年目までを読んでまずは「すごい!すごい!」この言葉以外に出ませんでした、行動力といい、客観的視点といい、人の縁、自分を信じ、また諦めないという信念、また時に流されないという芯の強さ、すごいなーが正直な感想です。山口さんの「善意や自己犠牲の上に成り立つ「援助や寄付」という形ではなく、経済の基盤をしっかりと持った持続的な協力の仕方。それは、途上国にある資源を使って、先進国でも十分通用する商品をつくり輸出を促進することだ、2年前のリーマンショック、円高が続き輸出をメインとしている日本企業の報道、またデフレも続き利益還元というPOPをよくGMSで見かけますが、自分も含めて売り手の都合ばかり考えていたなって“はっ”とする気持ちもありました。企業の中にいると予算達成、売上を上げることで自分を守ろうとする、時々、こんな生き方でいいのだろうか?と悩むこともありますが、また自分の都合よく理由付けしてしまうこともあり、こうして信念を持って奮闘されている方々を知り、やはり諦めの線を自分で引いてはいけないと強く思いました。あらっ、もう出勤の時間、また後半をゆっくり読んでみたいと思います。

なるほど、マザーハウスですか。

ともこさま
なるほど、マザーハウスですか。
HPのストーリーを読みましたが(全部じゃありませんが・・・)、この山口さん、若いけれども中々面白いヒトですね。
行動力・信念・構想力・ビジネスセンスにファッションセンス・マネジメント能力等、しっかりしたモノをお持ちのようですね。
新しい途上国援助、ボランティアのカタチ、感心しました。
「裸でも生きる」とその続編、読んでみたくなりました~。
おおたま

〉tamaさん

この方、まだ28歳ぐらい(もしかしたら27?)なんですよ。
驚きです。
わたしもマザーハウスについて、もうちょっとよく見てみようと思っています。

〉おおたまさん

まだ20代なのに、この行動力とセンス、素晴らしいと思います。
この方自身のファッションセンスも良かったのでしょうね。
日本に帰ったら、お店を覗いて見ようと思います。
見ると買ってしまいそうなんですが・・・。いや、気に入ったら買いたいんですけど、わたしの経済事情が…!^^;
本も買ってこようと思っています。

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