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秋の夜長のアラフォー文学&究極の徹夜本 

一時帰国時に本屋をうろついていたところ、文庫本の売れ筋ランキング1位に『どれくらいの愛情』(白石一文著)という本が並んでいた。

おいおい、白石一文って知らないよーということで、2冊買って帰り、北京でゆっくり読んでみた。

今回買ったのは、1位の『どれくらいの愛情』と、書店作成のPOPで、“白石文学の決定版”みたいなことが書いてあった『私という運命について』。

書かれたのが古い順で言うと、『私という~』なので、そちらから読んでみた。 

 

女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして死とは?

一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、運命の不可思議を鮮やかに映し出す

(『私という運命について』裏表紙の解説より)

主人公の女性は、高学歴のキャリアウーマン(死語?)で30代後半時点で独身。

FRaU』を読んでいる女性をターゲットに書かれた?と思いたくなるような設定で話は進む。
(あ、文芸春秋[著者経歴参照]だから『クレア』?)

著者の白石一文氏は、1958年福岡県生まれ、早稲田大学政治経済学部卒。父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎。元文芸春秋の週刊誌記者。

↑お父さん以下の情報は、今wikiで調べたのだけど、わたし、ずっと作者は女性だと思っていた。双子の弟の文郎氏の情報を見たら、「兄の一文氏も作家」って書いてあって「兄?!」と驚いた。

いや、一番最初は「一文」だから男性かな、と思ったのだけど、文中の料理や紅茶の描写がやけに女性的なので、あ、女性なんだ!と思っていたのだ。

男性だったのでビックリ。
(そして、サラブレッドかよ・・・ってことでちょっとガッカリ。)

白石一文氏の作品は、セリフよりも情景描写・心理描写が圧倒的に多い。
なので、セリフが多いミステリーに読みなれた頭には、ちょっと重いように感じる。
この重さというか、くどさ、というか、ウェットさが「文芸春秋に勤めている、早大政経卒の40代エリート週刊誌記者女性」というイメージにしっくり来てしまったため、女性だと思いこんでしまったのだ。

この2冊の本に関して言えば、主人公の女性は30代で結婚することの意味について逡巡している。
こういう設定、少し前までは20代女性が主人公だったはずなのだけど、今のリアリティーを考えると、やっぱ30代(しかも後半)なのかな、と。

わたしが白石氏を女性だと思いこんでしまったのは、この人が1958年生まれと書いてあったことも関係している。
1958年生まれだと、就職は男女雇用機会均等法以前。
28歳のときにこの法律ができたことになる世代だ。

わたしの個人的なイメージだけど、均等法以前の女性就職者(アシスタント職ではなくて、所謂総合職系)は人生に対して厳しい人が多く、均等法世代もそれを背負っている感があるため、自分(と他人、特に後輩女性)に対して厳しい人が多い、と思う。

『私という~』の主人公の亜紀にもそういう厳しさを感じたので、作者は均等法世代以上の女性なんだろうな、と思ったのだ。

とても真面目な本なので、あっはっはと面白いってわけではないけど、つまり亜紀のような人生を歩いている人たち(具体的には30代後半以上で独身で仕事を続けている女性たち、或いは男性もかも。)にとっては、「わたしのことかも。」と思わせる、そういう今の時代のリアリティーがあるように感じた。

まさに現代のアラフォー文学。

@@@

秋の夜長の徹夜本、と言えば、コレ。(新刊じゃないけど)


何が徹夜本って、とにかく分厚い!
文庫で『白夜行』が厚さ3.3センチ(854ページ)、『幻夜』が3センチ(779ページ)! 

以前、京極夏彦先生が、

「作家には2種類いる。宮部みゆきと、宮部みゆき以外だ。」

と仰っていた。

『模倣犯』の頃はわたしもそう思っていたが、今は、

「作家には2種類いる。東野圭吾と、東野圭吾以外だ。」

と思っている。

東野作品を読んでいるときが、最近一番幸せを感じる。

その中でも、「早く続きが読みたい~!」という気持ちと、「終わるのが惜しい・・・」という気持ちが交互に襲い、夜読み始めて朝の8時過ぎまで読んでしまった、恐怖の徹夜本が『白夜行』なのだ。

これ、ドラマ化されたらしいが、東野作品の映像化されたものはまだひとつも見ていない。

この恐ろしい徹夜本には続編があり、それが『幻夜』。

これも結局朝まで読みふけってしまった。

『幻夜』は『白夜行』の続編的位置にあるので、これはくれぐれも順番を逆に読んではいけないし、できれば続けて読むと、細部に隠された仕掛けが読み取れて2倍楽しい。
但し、2冊読むということは、二晩徹夜するということになるので、週末をつぶしてしまう可能性、大。

連休時のお伴に。

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コメント

白夜行のドラマ観ていました。とても面白かったですよ。
本も良さそうだけど、ドラマが良かったモノの原作は読むのを躊躇います。ドラマで受け取った印象と変わってしまうような気がして・・でも、続編の「幻夜」は読んでみたい気がします。

>ruruさん

ドラマのほうをご覧になったんですね。
山田孝之と綾瀬はるかだったことと、映画ではなくてドラマだったので、見てみたいと思っています。
これは19年間という長い時間を舞台にしたストーリーなので、映画だとどうしてもはしょってしまい、面白さが激減しそうなので・・・。
原作と映像化した作品は、どうしても印象が違ってきてしまうので、どちらかにがっかりすることが多いですね。

ちなみに、わたしの頭の中では、成人の雪穂は藤原紀香です。
美人でやり手で心の中では・・・というイメージが・・・。

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