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四川省涼山彝族自治州旅行記《其之七》西昌・豚之屠殺【解体】篇  

《今までのエントリー》

四川省涼山彝族自治州旅行記《其之壱》成都・とんかつ篇 
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之弐》成都・麻婆豆腐篇 
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之参》西昌・奴隷社会博物館篇  
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之四》西昌・邛海観光篇  
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之五》西昌・結婚式篇  
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之六》西昌・豚之屠殺【焼】篇  

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Sさんの実家がある村までワゴン車で揺られて辿り着いた我々を出迎えてくれたのは、大きな黒豚(2年目だとか)の解体ショーだった。(前回の豚之屠殺【焼】篇参照)

※以下、わたしも生まれて初めて見る豚の屠殺シーンをアップします。
かなりダイレクトな画像もあるので、こういう画像が苦手な方はこれ以上進まないでください。

【日本では(北京でもだけど)まず見られない、豚の屠殺の仕方(2)解体篇】

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水で流した灰を豚の表面にこすりつけた後(灰が水に溶けると強いアルカリ性になるため、恐らく殺菌処理)、今度は包丁をつかって表面の灰を落とした。
そして、まず脚を切り落とす。

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脚を切り落とした後は、腹を裂いて内臓を取り出した。

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青っぽいものは大腸。う〇こが詰まっているのでこんな色?
内臓を傷つけないように綺麗に取り出している。
この段階で大腸が破裂してしまうと肉にう〇こが付着して食中毒になってしまうため、みなさん気をつけて取り出している。

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内臓をバケツに移している。

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肝臓(レバー)を一番最初に焼くため、
レバーを取り出している。

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内臓を取り出したあとなので、あばら骨が見えている。

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内臓を取り出したあとで身体を半分に切り、あとは肉を切り刻む。

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内臓は隣でお母さんたちが処理していた。
脂肪を除き、塩を揉み込んでいる。
  

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レバーを取り出し、焚火で直接焼き始めた。

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焚火で焼いたレバーとその他内臓(腎臓?)

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その場でナイフで切ってくれた。

焚火でレバーを焼いているところから豚の解体現場、お母さんたちの内臓処理現場までを動画で撮ったもの。(↓)
※動画が動かない場合、「生き物を食べるということ」というタイトルをクリックしてください。

[高画質で再生] 生き物を食べるということ。(2)
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[高画質で再生] 生き物を食べるということ。(3)
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刻んだレバーに塩と辣椒(唐辛子)を振りかけて混ぜる

一番最初に焼けたレバーは、客人である我々に振る舞われた。
もうここまで来ると、衛生かどうかなどは言っていられない。
生でなければOKって感じ。
焼いてるしね・・・。

ということで、みんなでガブリと頂いた。

新鮮なレバーに塩と唐辛子が効いていて、正直、旨かったっす。

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ごはんも出してくれた。
一人ずつこのお玉にご飯を乗せて食べる。

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ビールは竹のコップで。
風情があるねー。

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どんどん集まりつつある人々

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日本テレビの取材を受けるSさんとお母さん

レバー以外の肉は厨房で茹で始めた。
出来上がるまで時間があるというので、周辺の散歩に出てみる

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無農薬だからか、田んぼにはバッタが飛んでいた。
稲は二期作とのこと。
このあたりは海抜1800メートルぐらい。

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トウモロコシ畑
向かい側の山の中腹まで畑になっている


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田んぼを散歩していた鴨のチーム
自然にカルガモ農法になっている。

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Sさんち

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+++

暗くなってくると、更に人がたくさん集まりだした。
中庭は既に人でいっぱい。

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相棒がいなくなった・・・と思ったら・・・。

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彝族のお父さんたちの輪の中に入って談笑していた。
大きなかぼちゃに座って・・・。
おとぎ話かっ?!

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何を話していたのかと思ったら、日本語で「我愛[イ尓]」は何というのか?「[イ尓]好」は?「謝謝」は?じゃぁ、彝族語ではなんて言うの?という感じで、お互いの言葉を教えあって盛り上がっていたらしい。

この後、盛り上がりついでに「じゃ、お前、日本語の歌を歌え」と言われた相棒。

相棒、歌は上手いんだけど、いかんせんカラオケ世代なもんで、歌詞が無いと歌えない。
そこで、再度わたしの登場。
こんなこともあろうかと、《乾杯》の他に二曲、歌詞カードを作ってきていたのだ。
雰囲気に合わせてセレクトできるように、《上を向いて歩こう》(日本語のみ)と《幸せなら手を叩こう》(日中歌詞;子供が大勢いたとき用)があったので、ここで相棒は一人で《上を向いて歩こう》を熱唱。 いきなり日本人が歌いだしたので、あっという間にその辺にいた大人も子供も集まって、ものすごい人だかりの中心で歌う相棒。

相棒が歌い終わると、お父さんたちからは、

「日本人に初めて会った。君と会ったことは一生忘れないよ」

と言われ、相棒も感激。

そこかしこで日本人と彝族の人たちとの交流が深まったころ、食事が運ばれてきた。

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茹でた豚肉とスープ、ご飯

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豚から取ったスープ、とても美味しかった!
肉は殆どが脂身だった。
赤い身の部分は干し肉にするのだろう。

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集まった皆さんも同じ料理を食べていた
 

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この日は満月の翌日。
綺麗な月が出ていた。

+++

8時半ごろ食事も終わり、日本人チームは今度は4WDの車で市内まで送ってもらった。

数ヵ月後にはウォルマートやKFCもできる西昌市内から車でたった45分しか離れていない場所に、こういう地域がある、というのはわたしにとってもかなり衝撃だった。
西昌市から北京までの2000キロ近い距離よりも、この村からたった45分の西昌市までの距離のほうが遠い気がした。
だから、中国は難しいし、面白いのだと思う。

+++

【お知らせ】

彝族について、テレビ大阪が年末に特別番組を放送予定だそうです。

シリーズ13億人の深層 第3章
天空村に希望の光 ~中国四川省 貧困からの脱出~(仮)

テレビ大阪では、シリーズ第3章として格差問題を取り上げる。
四川省の南西部涼山イ族自治州。雲南省、チベットに隣接する山岳地帯に住む少数民族イ族の村を2月から8ヵ月間に渡って取材する。中国でも最も貧しいといわれる地域で、標高3,000mにあるその村には数年前、電気が通ったが村人は皆電気代が払えずどの家も裸電球が一個あるのみ。高地であるが故に栽培できる作物はじゃがいもとかぶ、蕎麦ぐらい。「教育を受けない―中国語が話せない―就職できない―収入がない―子どもに教育を受けさせられない」この負の連鎖が延々と続いてきた。「勉強より家を手伝え」という考え方が主流だった。

しかし2006年、義務教育費が免除されたことなどもありここ数年村人の意識が変わりつつある。村の小学校を出てから町の小学校へ行く子どもも増え、子どもにいい教育を受けさせるため出稼ぎに行く人も出てきた。親たちは子どもを公務員にさせたいと口をそろえる。この村の小学校と村に住む5人家族の生活を中心に変化する貧困地域の現状を描く。

一方で日本人のかかわりで貧困から脱出しつつある村もある。標高1,800m、同じ涼山州のその村では、神戸のフェリシモの支援をきっかけに日本のコシヒカリの栽培に成功し、しかも貧しいがゆえに汚染のない土壌や水を生かして日本の有機JAS認証を取得した。普通の米の数倍の値で売れる有機コシヒカリの栽培で村人の収入はアップし女手一つで3人の子どもを中学や大学へ通わせることができるようにもなってきた。

このコシヒカリを買い上げ販売するために設立されたのが「信頼農園」。ここで働くJICA青年海外協力隊の隊員たちの次なる目標は、この米の販路を拡大し支援から自立へと転換すること。そして、米の販売で得た利益を貧困学生の支援に回すこと。格差解消のモデルケースとなれるかその取り組みを追う。

番組HPより)

全国放送で見られるはずなので、日本の皆さん・日本の放送が見られる皆さんは是非見てみてください。(現段階では放送日未定)

※日本の有機JAS認証を取得した信頼農園のコシヒカリ「喜徳の光」は北京のヨーカ堂でも販売しています。(信頼農園HPはこちら

+++

今日の《週刊中国的生活》は何位かな?
クリックしていただけると、ランキングが見られます!


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+++

彝族の漆器を10月17日(土)開催予定の日本人会秋まつりフリーマーケットにて販売いたします。
実際に彝族の人々が日常的に使用しているものなので、食器として使用できます。

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また、彝族の人々が飲んでいるダッタンそば茶もフリマにて販売いたします。
標高2000メートルの山で採れるソバの実から作ったソバ茶です。

中国やモンゴルで栽培されているダッタンそば茶は日本そばと比較してルチンが100倍近く含まれている、ということで健康茶として親しまれています。
ルチンとはかつてはビタミンPと呼ばれ、そばの実に特有に含まれ、毛細血管強化・修復作用、コレステロールを減らす作用、血圧を正常値に下げ、糖尿病予防の効果があると言われています。

ダッタンそば茶には「シス・ウンベル酸」が豊富に含まれ、この効果はメラニン色素の生成の抑制効果やシミ・そばかすの防止効果などがあると言われています。ミネラル・ビタミンB1・ビタミンE・食物繊維などが豊富で、抗酸化作用もあることから美容効果が高いといわれています。

ウチの相棒も、日本にいたときに不整脈が酷かったのですが、ひと夏そば茶を飲み続けたら不整脈が無くなった、という経験もあります。医学的根拠はわかりませんが、効果はあったと、個人的には思っています。

日本で売られているダッタンそば茶の中で、生産地が「中国四川省」と書かれているものの多くは、ここ、涼山州から輸出されたダッタンそばで作られています。

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中国語ではダッタンそばのことを「苦蕎」と書きますが、
お茶は苦くありません。

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蕎麦の実がそのまま入っています。
お湯を注ぐだけで、香ばしいそば茶が楽しめます。

日本人会に入っている方、フリマの方にも遊びに来てねー♪

+++

北京日本人会チャリティー秋まつり

日時:2009年10月17日(土) 11時~14時半
場所:北京日本人学校グランド
入場券:大人20元/子供(小、中、高校生)10元

※但し、日本人会会員の方しか入場できません。
当日、日本人会に加入することも可能です。
(パスポートと写真[3×2.5センチ]1枚必要)
半年会員にもなれます。会費については
こちら参照。

+++ 
 
 
当ブログにエントリーした情報をindexページに纏めました。 
 

《週刊中国的生活》 
index:レストラン 
《週刊中国的生活》 index:中国茶 

《週刊中国的生活》 
index:北京おもしろSpot 
《週刊中国的生活》 index:料理《胡同食堂*菜単》


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コメント

地面の血の海を見て…

地面にこぼれた血を…もったいないと思うようにならなければ…ですよね。
いや、素朴にうまそうです♪
いつか「豚の脂身はお持てなし用」として、どこぞのお祝いの席でやたら脂身攻撃に遭遇したことがあります。私は好きだから大丈夫だけど。
そうやって「衛生面」、掟破りでもけっこう大丈夫なんじゃんということを体験しながら、経験値を積み上げて強くなっていっちゃうんですよね。何かの原点をこのレポートで再確認。謝謝!
いや~貴重な記録です。マジで。

この段階で大腸が破裂してしまうと肉にう〇こが付着して食中毒になってしまうため、みなさん気をつけて取り出している。

ちょっと違う気がしますが、、、。w

たぶん違いません^^。

ずっと観察していたのですが。
大腸を取り除くだけなら直腸で切断すればよいのに、
わざわざ肛門周辺の部位からまとめて取り除いてました。

便がつくのが嫌だから(これも衛生観念ですが)、
以上に、大腸内の便が外に出て、他の部位に接触しない様に意識していたようです^^。

すごいっすね

いや~、内臓なしの所からの始末光景は以前1度見たことあったけど・・・、全行程は初めてでした。貴重なものを見させてもらったと思います。ありがとうございます。

うらやましい

貴重な体験ができたことを、というよりも、相棒さんと一緒に、同じ経験を重ねてきているトモコさんがうらやましい。
相棒さんの歌、私にも今度聞かせてください。北京だからカラOK行きませう!

行きたい~

すごい旅行でしたね。私も行ってみたい、秘境の旅。そして最後の漆器!やっぱりいつ見ても斬新なデザインです。まとめ買いしたい!日本では売ってないでしょうね・・・。ああ、どんどん中国が遠くなる今日この頃です。

  • [2009/10/15 02:14]
  • URL |
  • 陸太太@六本木
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

>zhaoさん

どう考えても衛生的ではないけど、意外とおなか壊しませんでした・・・!わたしのお腹が強くなってるから???(相棒は脂身がっついて、お腹に来てました!)

こういう場所に行くと、生き方がすごくシンプルで、「生きる」ということの原点について考えさせられます。こういう場所が今も残っていることの是非は別にして、日本の小学生か中学生も、こういう場所に一度来て、いろいろなものを削ぎ落とした「生活」というものを考えてみたらいいんじゃないかなぁ・・・と、いっつも思っています。まぁ、大人もですけど。

>ダーシーさん

焼けた豚に灰をさらに擦りつけるだとか、ひとつひとつの作業を見ていると、科学的に理にかなっているんですよね。たとえば大腸が破裂したらヤバいとか、彼らはたぶん経験則的に、知っているのだと思います。作業工程を見ていて、それをすごく感じて、こういう伝統的な作業は深いなぁ、と思ったのです。

>doramiさん

内臓なしからでも結構スゴイですね。
わたしは今回、こういうのは初めて見ました。
というか、一生見る機会はないと思っていたので、言葉は変ですが、感激しました。
やはり、生きているものを食べている以上、こういう生々しいものは見ておきたかったのです。
こういうのをみると、食べ物を残したりできなくなりますね。

>ソウコさん

あ、ソウコさん、さすが鋭いですね。
相棒に中国に来てもらいたかったのは、やはり一緒の経験を積みたかった、というのが一番大きかったのです。

相棒、カラオケは得意ですので、是非是非♪

>陸太太さん

六本木セレブ生活は如何でしょうか?
北京のゆるさと背中合わせの感じとは違いそうですね。
太太のお好きな漆器、わたしも涼山で大人買いしてきてしまいました。
あれは、ハマりますね・・・。

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