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四川省涼山彝族自治州旅行記《其之六》西昌・豚之屠殺【焼】篇  

《今までのエントリー》

四川省涼山彝族自治州旅行記《其之壱》成都・とんかつ篇 
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之弐》成都・麻婆豆腐篇 
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之参》西昌・奴隷社会博物館篇  
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之四》西昌・邛海観光篇  
四川省涼山彝族自治州旅行記《其之五》西昌・結婚式篇  

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今までの彝[イ]族の集まりでは、白酒の乾杯イッキをしまくり、楽器を鳴らし、歌を歌うのが通常だったため、今回の結婚式が所謂漢族スタイルだったのにちょっと意外な感じがしたが、最近はそうなのかなぁ・・・などと思いつつ、Sさん実家訪問の車の出発を待っていた。

午後4時にワゴン車が出発。

「実家までは30分です」

と聞いていたので、今度はかなり近くなったんだな、と感慨にふける。

空港方面にワゴンは進んでいく。この道は綺麗に整備されており、両脇にはハイビスカスの濃いピンクの花が咲き乱れている。非常に美しい道だ。

「西昌も道が良くなりましたねー」

などと同乗者と語っていた時、ワゴンは空港への道を外れ左折。
とたんにひどいガタガ道となる。
両脇には土壁で作ったような民家が出現し、トウモロコシを壁に干した家が続く。
道は車1台がやっと通れるほど細い。

先程の道から10分も入らないうちに、景色が一変した。
タイムトンネルかどこでもドアを通った???と思うほどの劇的な変化だった。

この時点でそろそろ30分。
この村に家があるのかな?と思い、運転手の青年に聞いてみたところ、

「ここから30分です。」

え?ここから・・・。

かなりローカルな村をワゴンは通過し、山肌にトウモロコシを植えた畑の中をワゴンは進む。
既に道とは言えないような状態になっていて、ワゴンはバンバン揺れる。
乗っている我々はそのたびに跳ねる。お尻が痛い・・・。

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こんな道を約30分。
4WDならともかく、普通のワゴン車なので、お尻が痛い痛い・・・!

091005_02wedding (2) 
やっと着いた!
市内から約45分。
すごい山の中だが、子供がたくさん出迎えてくれた。
中国はどんな田舎に行っても子供がいる。
これが日本の地方都市との大きな違い。

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稲とトウモロコシの畑が続く。
日本の景色にも似ていると思うのは、
彝族の伝統的家屋が瓦葺だからだろうか。

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牛もお出迎え。

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奥に仔牛もいた。母子かな?

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トウモロコシがたくさん干してあった。
昔は冬場の食糧としてお粥にして食べていたが、
今はお米が食べられるので、人間も少しは食べるが、
基本的には豚のエサにするのだそうだ。

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家の前にはバナナの木も生えていた。

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これがSさんの実家。
結婚のお祝いが始まる、というので、近所の人が集まってきた。

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みんな中に入っていく。
我々も入ってみよう。

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中はコの字型になっていて、入口から入って右手に2段ベッドのある部屋と厨房、正面が主が寝る寝室とリビング、左手の奥はトイレ兼家畜を飼う部屋とその手前に個室がある、という作り。
既に近所の人たちが集まってきていた。

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どんどん集まってくる。

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「家を見に来てください」

と言われていたので、新婚家庭(ベッドに赤い“喜喜”の飾りなどがしてある)を拝見し、ちょっとお酒でも頂いてくる感じかな・・・と思っていたのだが、ここはSさん夫婦の家では無いので、そういう装飾は全くなかった。
お家も拝見したし・・・

と思っていた矢先・・・

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目の前にかなりデカいブゥちゃん、登場!

ま・・・まさかっ!

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村の男性が豚を抑えつけにかかる。
大の大人6人がかりで暴れる豚の首に縄をかける。

キィーーーーーーーーー!

という甲高い鳴き声が響く。
これがTVなどで聞いたことがある、豚の断末魔の悲鳴というやつか。

※以下、わたしも生まれて初めて見る豚の屠殺シーンをアップします。
かなりダイレクトな画像もあるので、こういう画像が苦手な方はこれ以上進まないでください。

【日本では(北京でもだけど)まず見られない、豚の屠殺の仕方】

豚はこうやって、“動物”から“肉”になって行くんだ・・・ということが実感できて、貴重な体験をさせてもらった。

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中庭から豚を外へ連れて出し、地面に押さえつけ、首の急所を包丁で刺し、
動脈から血を抜く。
ここで最後のもの凄い断末魔の悲鳴が起きた。
わたしは今まで静脈から出てくる血しか見たことが無かったので、動脈から流れる血の明るさに驚いた。

※豚の最期のシーンを動画でも撮影した。断末魔の悲鳴が聞こえる。(↓)
豚の中で出し入れしているのは包丁。

[高画質で再生] 生き物を食べるということ。
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血を抜いて息絶えた豚の上に枯れ草などを起き、火をつける。
こうやって豚の毛を焼くのだそうだ。
彝族式の豚の屠殺方法は、調理するまで水を使わず、火だけで処理するのが特徴なのだとか。

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黒こげになった豚

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枯れ草で焼いているため、火力が弱いからか、焼く→燃え尽きた葉を除く→再度葉を乗せて焼く、という作業を計3回繰り返し行っていた。

周りにいた彝族の人に、

「3回も焼くんですか?」

と聞いたところ、

「豚の皮膚についている虫も殺さなくてはいけないので、衛生面にも考慮して3回焼く。」

とのことだった。

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豚の屠殺は“彝族年”などのお祭りのたびに行われるので、
子供にとっては慣れっこのイベントであるようで、
特別な反応は示していなかった。
それよりも日本人のほうが珍しいらしい。

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わたしはこの子の髪型のほうが珍しかった・・・。

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空に舞い上がる灰。
(ちょっと見えにくいけど、黒い灰が空を舞っている)

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3回焼いたところで、ホースで水をひいてきて、豚にかけ始めた。
豚を洗うのかと思ったが、そうではなくて、炭を豚の表面にこすりつけ始めた。

相棒曰く、炭のアルカリ成分で豚の表面を消毒しているのだろう、とのこと。

伝統的に行われていることには、ひとつひとつ、根拠があるものである。

@@@

そして、いよいよ豚の解体作業が始まった。

つづく・・・

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コメント

はじめまして。

広州在住の者です。僕も丁度今回の国慶節で西昌に旅行し、他にどんな人が行っているんだろうとネット検索したところ、こちらにたどり着きました。
 
僕は偶々西昌郊外の農家楽で子豚の解体に遭遇したのですが、既に毛を焼いて灰を落としたあとだったので、この記事は非常に興味深く読ませて頂きました。殺菌も兼ねているところに知恵を感じますね。
 
一般旅行者が経験できる事柄はどうしても限られていますので、イ族のお友達の結婚式に参加できるだなんて、とてもうらやましいです。これからの記事も楽しみにしています!

>酒徒さん

はじめまして!
・・・といいますか、ayaziさんのブログでお名前をよく拝見している、あの酒徒さんでしょうか。
こちらに書き込んでいただけるとは感激です。

国慶節に西昌とは、マニアックですね。
国慶節には西昌のあちらこちらで豚が解体されていたのですね。

西昌は、大きな観光地はありませんが、行けばかなり楽しめる場所ですね。
わたしも満喫してきました!

今後ともよろしくお願いいたします。

はい。

その酒徒でございます。ともこさんも、やはりよくお名前を拝見するともこさんだったのですね(笑)。こちらこそよろしくお願いします。

別記事の話になりますが、ホウロウグッズ、僕らも買っちゃいました。今や相当な田舎じゃないと売ってないですが、あれ、いいですよね。

>酒徒さん

改めて、宜しくお願いします!

ホウロウグッズ、やはりお買いになりましたか。
本当に、田舎に行かないとお目にかかれないので、見かけると買ってしまいますね!
なんともあのほのぼのとした絵柄が可愛いです!

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