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《残虐記》;桐野夏生 

桐野夏生の小説はねっとりとした感触がある。
傷口から流れ出てきた十円玉の味がする赤黒いどろどろした血のような感触だ。

『OUT』しかり。『グロテスク』しかり。

『残虐記』は2000年に報道された新潟県柏崎市の少女監禁事件に触発されて書かれている。

正直、比べると、現実の方が恐ろしい。現実には、20年以上も引きこもり生活を行っていた男が9歳の少女を9年間も監禁している。
『残虐記』では1年間だ。
数字の問題ではない、という考えもあるだろうが、想像してみるに、人生の9年間(!)を、9歳から18歳までの人生を知らない男に監禁されている、という事実をどう受け止めれば良いのだろう。混乱する。

「知らない男」と書いたが、これが正しいのかもわからない。監禁された当初は「知らない」男だが、9年間も一緒にいた男が果たして「知らない」男なのか・・・。ということが、『残虐記』には書かれている。

わたしの個人評としては、『柔らかな頬』と同レベルの☆☆☆ぐらい。(全5個の場合。)血の臭いの強さが足りない。現実より足りない。

『OUT』は☆☆☆☆☆、『グロテスク』は☆☆☆☆という感じだろうか。










残虐記 (新潮文庫 き 21-5)残虐記 (新潮文庫 き 21-5)
桐野 夏生 (2007/07)
新潮社

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