スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[PR] 中国語留学のサポートなら

《半落ち》;横山秀夫 

「半落ち」:警察用語で、完全に自白せず(完落ち)、半分だけしか自白しないこと。

+++

相棒がわたしに勧められて読んだ、と言ってこの本にえらく感動していたが、当のわたし自身は薦めたことを覚えていなかった。

しかしながら、『半落ち』と聞くとストーリーはぼんやりと思い出せることから、かつてこの本を読んだことがあるのか、或いは映画を見たのか、どちらだったのか思い出せないまま、再度ページを捲った。

主人公「梶」を演じたのは寺尾聰だったことははっきりと覚えている。読んでいくうちに、梶の顔は寺尾聰以外はムリに思えてくる。

最後まで読んで、わかった。わたしは映画を見たのだ。なぜなら、本には出てこないとある店の名前をわたしは知っているからだ。本には書かれていないのに「知っている」ということは、恐らく映画では出てきたからだろう。(もしかしたら、映画の前後に本も読んだのかもしれない。)

梶はアルツハイマーの妻を殺す。だんだん記憶が無くなっていく妻は、息子の命日を忘れた(と思い込んだ)とき、「母でいられるうちに死なせて欲しい」と梶に頼む。

去年、『明日の記憶』という映画を見た。これもアルツハイマーを扱った映画だ。

わたしは今、明らかに20代の頃に比べて瞬時に言葉が出てこなくなっている。あと10年ぐらいして、突然アルツハイマーになってしまったらどうしよう・・・と想像する。何もかもわからなくなってしまい、動物のようになってしまう前に、やっぱり殺して欲しい、と願うだろう。これは人としての尊厳の問題かもしれない。

妻を殺した梶は、それでも自分は生きることを選んだ。

「誰の為に生きているんですか」

人は、誰かのためにしか生きられない。
「誰か」がいる人は、強い。

これも生きていくために大事なことのひとつだ。










半落ち (講談社文庫)半落ち (講談社文庫)
横山 秀夫 (2005/09)
講談社

この商品の詳細を見る




スポンサーサイト

[PR] 中国語留学のサポートなら

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://weeklychinalife.blog103.fc2.com/tb.php/56-d79b3137

半落ち

半落ち半落ち#警察用語。「一部自供した」と言う意味。#横山秀夫の小説作品。またそれを原作とするテレビ・映画作品。本項で解説。----半落ち(はんおち)とは、横山秀夫の小説作品。またそれを原作とするテレビ・映画作品である。受賞歴等小説は2003年第

  • [2007/12/29 10:51]
  • URL |
  • かなでの日記 |
  • TOP ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。