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プーアル茶・武夷岩茶/評茶員最終回 

高級評茶員 第14回(最終回) 覚書

黒茶【プーアル茶】
青茶【閩北烏龍(武夷岩茶)】

4月から始まった高級評茶員の講座もこれがラスト。
この後、1回復習授業があり、その後テスト。
う~む・・・感慨深い。

最終回はプーアル茶と武夷岩茶。
岩茶がここで入っているのは、授業で青茶をやったとき、まだ今年の岩茶が北京に届いていなかったため、後回しとなったのだ。

過去記事より;
プーアル茶マメ知識


プーアル茶には「熟茶」と「生茶」の2種類があります。
「熟茶」は堆積発酵させたお茶で、「生茶」は自然発酵させたお茶です。
プーアル茶はもともとは「生茶」しかありませんでしたが、生茶で美味しい状態になるのには20年~50年かかると言われ、「爺々買茶、孫子喝茶」(じーちゃんが買って、孫が飲むお茶)と言われていました。


それが、1973年昆明茶廠研究所が水を使って短期間にプーアール茶を陳化させる技術(潮水渥堆發酵)を発表しました。これが熟茶の始まりだそうです。
それまでは最低でも10年ほどは熟成を待たなければ飲めなかったプーアル茶がこの技術によりすぐに飲めるようになり、市場に出るようになったと言われています。
「生茶」の「寒」に対し、「熟茶」は「暖」のお茶だと言われ、飲茶の席で好んで飲まれています。更にコレステロールの抑制、動脈硬化防止、ダイエット効果などプーアール茶に関する諸効能は、全てが熟茶ベースの研究データです。(ホコリくさい味がするのも上手に作れていない熟茶の味が原因で、生茶ではそんなことはありえないそうです)


熟茶是金、生茶是玉」(熟茶は金であり、生茶は玉である)という例えがあります。金は相場があり、対して玉の相場は無いからです。
今、プーアル茶が投資の対象として売買されていると聞きますが、本当に価値があるのは「生茶」のほうで、しかもそれは殆ど市場には出てこないレベルの数だそうです。(20年~50年だったらまずそんなにないでしょうね・・・)


結論→本当の年代物の「生茶」はまず手に入らない。偽ビンテージ生茶(今市場に出回っているのはほとんど人工的に作った偽「ビンテージ生茶」だそうです。)を高く買わされるぐらいなら、一般人は適当な値段で美味しい「熟茶」を楽しんだ方がシアワセです。

1.プーアル茶 単杯

老師が4種類の茶を出してきた。
どれも生普(プーアルの生茶)で、保存期間が1年余、5年、10年、10年余のもの。
どれがどれだか当てるという授業。

090701_cha14(1).jpg 
これはビンテージものの高いお茶ということで
今回は試飲は無しだった。

090701_cha14(4).jpg
形だけ御紹介。
裏側はこんな風になっている。
所謂「沱茶」

日本で友人の家に遊びに行ったとき、

「これ中国人の友達にお土産にもらったんだけど、お茶なの?どうやって飲むの?」

と言って見せられたのがこの形の沱茶だった。
中国ではここ数年プーアルブームだったこともあり、プーアル茶を送るのも一種のブームだったようだが、日本に住んでいる普通の日本人は沱茶なんて見たことが無いからビビるわな。

一応飲み方も教えてあげたけど、飲んだのかなぁ。
熟茶の結構いいやつだったと思うけど。

090701_cha14(2).jpg 
これが今回お題となった生茶 3種
「干倉」で作られたもの。

090701_cha14(3).jpg 
4種類目。同じく生茶だが、
「湿倉」で作られたもの。

プーアル茶豆知識 其の弐

干倉プーアル
乾燥環境に保存し、発酵させたプーアル茶を 干倉 プーアルと呼びます。
高級なプーアル茶は発酵と自然保存の時に、乾燥と風通しがよい環境が必要です。
そうすれば、プーアル茶の衛生面での品質が維持でき、カビも発生しません。
干倉プーアルの味は柔らかく、そして、衛生面での品質もよろしい。


湿倉プーアル
湿っぽい環境で発酵させたプーアル茶を湿倉プーアルと呼びます。
通常は湿倉プーアルを湿っぽい環境、密閉する地下室の中で発酵を加速さます。
湿倉プーアルは発酵時間を短くしたため、味は更に濃くなります。ただし、カビは発生しやすい。
衛生面があまりよくない場合は、お茶の表面にカビが発生したり、カビの匂いがします。

中国茶相高茶荘 HPより

090701_cha14(5).jpg 
左から08年製造(1年もの)、03年製造(6年もの)、98年製造(11年もの)
一番右 95年製造(14年もの)

比べて飲むと08年ものはやはり若い味がする。少し苦味とタバコ臭い香り(いわゆる「檳榔香」)が感じられた。
03年ものは典型的な生プーアルの味と香り。
98年ものの茶葉(葉底)からは古い畳のような香りがした。不動産の物件案内で、しばらく人が入っていなかった築ン十年の畳の部屋の扉を開けたときのような感じの香り。
味は濃厚で03年ものより濃い生プーアルの味がした。
95年ものの色がずば抜けて濃いのは、「湿倉」で作られたため。
生茶であるが、湿倉で作られているため熟茶のような香りがする。葉底は南国の古い家の匂い。
(客家の土楼、あるいは広東や香港の古民家)

生プーアルは5年経つと味が落ち着いて良くなるのだとか。

+++

2.03年ものと98年ものの比較

090701_cha14(7).jpg 

+++

3.武夷岩茶(水仙) 単杯 

老師が用意した茶葉は、09年ものが2つ、08年ものが3つ。
よくみると、去年のものは若干茶葉が小さくなっており、葉の色も灰色がかっているので見分けがつくが、岩茶は外見で等級を見分けるのが大変困難なので、まず外見だけでは判断できない。

090701_cha14(10).jpg 

090701_cha14(9).jpg 

#1・・・岩茶の特徴である“岩韻”がしっかりとしている。08年の特級。最後の火入れを8~10時間かけて行っており、「濃香型」と呼ばれる伝統的な仕上がりとなっている。

#2・・・同じく「濃香型」。08年1級。

#3・・・同じく「濃香型」。08年2級。

#4・・・09年金賞受賞の茶葉。1級。最後の火入れの時間が4~6時間と短くなっている、現代型の「清香型」と呼ばれる仕上がり。今は軽いテーストで花の香りが強い華やかな香りのお茶のほうが好まれるため、コンテストでは現代的製法である「清香型」のほうが人気があるという。

#5・・・「清香型」09年2級。

+++

4.武夷岩茶(肉桂) 単杯

090701_cha14(14).jpg  

#1・・・09年珍品肉桂(超特水仙と同じレベルの茶葉)

#2・・・09年1級

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5.武夷岩茶(水仙) 対杯

090701_cha14(16).jpg 
特級・1級・2級

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岩茶の評茶はとても難しい。

ひどく質が劣るものと良いものとであればそれは飲めばすぐにわかるが、今回のようにハイレベル層での比較となると、どれもそれなりに良いお茶であるので、比較が難しい。
しかも、個人の好みにより、特級よりも1級のほうが美味しく感じたりもするので、判断がさらに困難となる。
岩茶の茶葉は温度が下がると良いお茶のほうが香りの持久性があることがわかってくるので、冷めてきた方が(冷香)判断がしやすい。

岩茶は大好きで、日常的に飲んでいるからもっとわかるかと思ったけど、難しかった…。

+++

これで高級評茶員の学習過程はすべて終了した。

はふ~。

このブログを書いた時点で既に復習授業もテストも終わっている。
テストは筆記はともかく(それでも、忘れないためにブログに書いていたのに、結構間違えた!)評茶が緊張してしまい、何が何だかわからなくなったのが自分でも悔しい。
なんとかギリギリで合格できたようで、良かったのだけど。

これで「資格を取る!」というプレッシャーからやっと解放された。
あとは日々是精進。

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