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鳳凰単欉 各種の比較 

 高級評茶員 第9回 覚書

烏龍茶VOL.3【広東烏龍2】

今回の授業は、本来なら広東烏龍で、鳳凰単欉の蜜蘭香ではない種類のものの評茶であったが、わたしが白茶を持ちこんでしまったため、前半は白茶の評茶となってしまった。

先日のお茶城巡りで購入した白毫銀針(50g80元)と、馬連道で以前に購入した白毫銀針(50g25元)を家で飲み比べたところ、80元のほうが味が濃く、香りも良かったように思ったのだが、お茶によっては中国の評価では薄い方が上品だったりするので、ここは一つ、値段と味が比例しているのか、実際に外部で購入した茶葉を先生に見てもらおうと思ったのだ。
本当は、余暇タイムに気軽に飲む感じで評茶してもらおうと思ったのだが、広東烏龍の次が白茶の予定だったので、ちょうど良いからこの茶葉でやりましょう、ということで、急遽持参した茶葉で授業となってしまった。
(同じ講座の皆様、順番を狂わせてしまい、スミマセン!)

1.白茶【白毫銀針】

090603_cha(2).jpg 
#P 馬連道で購入(08年) 50g25元 
#F 福特麗中国茶城で購入(08年) 50g80元
#4 教室で取り扱っている茶葉(08年) 50g50元 
マークなし #4と同じ茶葉の09年のもの 50g50元

090603_cha(3).jpg 

090603_cha(7).jpg 

結果としては、80元と25元では、やはり80元のほうがずっと美味しい、という評価となった。
味も深く、香りの持続性もあった。
ただ、#4の50元の茶葉と比べた場合その差は大きくなく、ここに30元の値段の差があるのかは微妙なところ。
更に、新茶の50元と比べると、やはり新茶は香りが良く、一般的な評価をすると50元の新茶が一番お買い得なように感じた。

結論として、わたしが持ち込んだ2軒の茶屋の茶葉は、値段と味については正当な価格付けがされている、と言えたと思う。
(実はそれが一番知りたかった。どちらが良い茶葉を扱っているのか、という問題より、わたしがよく茶葉を買っているそれぞれのお茶屋さんの、扱う茶葉と値段の付け方が妥当かどうか知りたかったのだ。なので、80元の茶葉が良い茶葉で、25元の茶葉はそれなりのお茶であったのなら、両方のお茶屋さんともきちんとした値段付けをしている、と言えると思う)

教室で扱っている茶葉が最もお買い得であったのは、ここでは教室の授業料で経営的に成り立っている場所であり、茶葉販売を経営の主軸としていないため、受講生には格安で茶葉を販売しているためであり、受講生は良い茶葉を一般の市場価格よりは安く買うことが出来るためである。
なので、この50元の茶葉も、市場で買えば80元ぐらいはするものであるから、#Fの茶葉が80元、というのは不当に高い、とは言えない。

わたしとしては、PもFも信頼していたお茶屋さんだったのだが、再度客観的に評価をしてみて、その値段付けが妥当であったことが確認できて良かった。
また、評茶の仕方を実践的に利用できたことも良かったと思う。

+++

2.広東烏龍【鳳凰単欉 黄枝香(こうしこう)】

黄枝」とは「梔子(くちなし)」のこと。(クチナシは中国語でも同じ「梔子(zhi1zi)」)
クチナシは黄色の染料に使われること、「梔」は中国語で「zhi1」の発音であることから、「黄色い」「クチナシ」の「香」=「黄梔香」だったものが、同じ発音の「枝」(zhi1)に転じたとか。

つまり、“クチナシの香りのお茶”の意味。

名前の通り、甘く官能的な香りが漂う魅惑的な烏龍茶。
初めて飲んだら、「これが天然の香り?!」と驚くこと間違いなし。

今回は、お茶城巡りで試飲させてもらった生の葉の黄枝香を、お店で購入したMさんが教室に持って来て下さったので、その試飲から始まった。

090603_cha(5).jpg 
袋から出したての鳳凰単欉 黄枝香
飲んでみたら、香水を混ぜたんじゃないか、と疑うほどの
強い香りが立ち上った。
乾燥を経ていないため、鳳凰単欉特有の苦み・渋みが無く、
香りだけが立ち上るため、ちょっと香り
すぎなんじゃないか、と思うほど、
香りが濃厚。
このお茶はナマモノなので、この時期しか飲めない。

090603_cha(4).jpg 
評茶に使った茶葉
09年春茶の黄枝香
特級・1級・3級
 

090603_cha(8).jpg 

評茶のときには、08年の茶葉も加え、どれがどれか当てた。(通用法)

また、08年の茶葉が、特級・1級・3級のどのランクのものかも当てた。

香りの持続性や味の深さから、各茶葉のランクを推測し、08年の茶葉については、「回甘」の感じが3つのどれと似ているかを比較し、1級と同じと推測。(正解だった)

普段家で飲んでいるとそこまで深く考えないが、教室で神経を研ぎ澄ませて考えると、なんとなく違いがわかるようになってきた。
 

 090603_cha(10).jpg 090603_cha(9a).jpg

黄枝香は香りが非常に良いことから、鳳凰単欉の中では比較的よく見かける種類で、「清香型」(すっきり系の香り)と言われている。

この香りを際立たせるためには、焙煎を強くしない現代的製法で作られることが多いそうだが、現代的製法で作られた「清香型」のお茶は“陳”(年を経て味が熟成すること)しないため、保存には適していないとのこと。

「濃香型」のお茶であれば、保存すればするほど味が熟成され、美味しくなるが、「清香型」の場合は3か月か、長くても半年が美味しく飲める期間であるため、長期保存には適していないそうである。

鳳凰単欉の中で「清香型」と「「濃香型」で区別すると、一般的には、

【清香型】・・・黄枝香/玉蘭花/芝蘭香
【濃香型】・・・桂花/蜜桃香/柚花香

となる。「濃香型」のほうは時間を経れば経るほど味が熟成されるタイプと言える。

+++

2.広東烏龍【鳳凰単欉 玉蘭花/芝蘭香/桂花/蜜桃香/柚花香】

鳳凰単欉の中でもポピュラーな2種類の評茶を終え、最後は異なる香りの茶葉の評茶を行った。

玉蘭花/芝蘭香/桂花/蜜桃香/柚花香の5種類の茶葉が用意され、どれがどの茶葉かを当てる。

◆玉蘭花◆

090603_cha(13).jpg 
玉蘭花

ジャスミンの花との相性が良いようで、南方で良く売られている、生のジャスミンの花のネックレスの先に付けられている、あの白い花が玉蘭花である。
また、ジャスミンティーの香りづけの際、生のジャスミンの蕾を緑茶に撒くときに、一定量の玉蘭花も混ぜて撒くことで、ジャスミンの香りに深みが出るそうである。
この花自体は濃厚な甘い香りがする。

◆芝蘭香◆

「芝蘭」がわからなかったため、「芝蘭」とは何かを先生に聞いた。
「芝蘭」の「芝」は「芝麻」(ごま)の意味で、ゴマの花の香の蘭、みたいなことを先生は言っていたが、「芝蘭」がやっぱりわからないので、「芝蘭香」を探すことは難しかった。
仕方がないので、「ゴマの香り」っぽいものを目安に探した。

◆桂花◆

これはそのまま、「キンモクセイ」の香り。
ただ、「桂花烏龍」のように、キンモクセイの花で着香しているわけではなく、あくまでもこの茶葉の天然の香りがキンモクセイに似ている、ということなので、キンモクセイのような甘く華やかな香りのお茶を探した。

◆蜜桃香◆

桃の木のそばで育てて茶葉に香りを移して作る茶葉で、桃の甘い香りがする。
「濃香型」のお茶で、「清香型」で作ると“蜜桃”の特徴が出ないとか。

◆柚花香◆

これも名前の通り、柑橘系の香りが特徴のお茶。

090603_cha(6).jpg
(柚花香は我々のリクエストによりあとで追加)
#5が柚花香というのはわかっていた

090603_cha(11).jpg 
手前から#1→#5

水色で、#1と#4が清香型であることがわかる。(清香型のほうが焙煎が浅いので色が薄い)
つまり、#1と#4が、玉蘭花か芝蘭香。
#2、#3が、桂花か蜜桃香となる。

これで結構わかりやすくなった。

まず、濃香型の方からフィックスする。
桂花と蜜桃香は香りが全く違うので、これを分けることは比較的簡単。
#2が桂花、#3が蜜桃香。

次に清香型であるが、“芝蘭”が良く分からなかったのだが、玉蘭花の方がわかったので、#1を玉蘭花にフィックスすると、消去法で#4が芝蘭香となった。

こうやって比較すると、各茶葉の香りの特徴が全く違うことがわかり面白い。
また、やはり濃香型のほうが焙煎が強い分、味がずっしりとして、わたしはこちらの方が美味しいと思った。

090603_cha(12).jpg 

090603_cha(1).jpg 

鳳凰単欉は最初に茶農家で茶葉を買ったお茶なので、思い入れも深く、グラマラスな香りと味がとても好きなお茶なのだが、カフェインの含有量が多いのか、胃にもたれやすく、何杯も飲めないのが悔しい。

鳳凰単欉は冷茶にしても美味しいので、二~三煎淹れたら、あとはポットに入れて冷ましてから冷蔵庫に入れてキンキンに冷やして楽しもうかと思う。

+++
 
当ブログにエントリーした情報をindexページに纏めました。

《週刊中国的生活》 index:レストラン 
《週刊中国的生活》 index:中国茶 
《週刊中国的生活》  index:北京おもしろSpot 

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