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茶城巡り@北京 

中国茶関係の皆さんと北京のお茶城巡りをした。

最初に行ったのは、馬甸橋黄寺大街福麗特商業街にある中国茶城。

過去の関連記事:TOKOTOKOお茶教室に参加/福麗特商業街

ここは茶城と言っても、1Fが観賞魚を売っている市場なので、一見そういう風には見えない。
金魚の水槽を横目に2Fに上がると、お茶市場が広がっている。

この市場の中に、張さんという、日本語ができるお茶屋さんの方がいらっしゃる。月に一度Sさんが開いていらっしゃるお茶会に張さんも来て下さり、毎回お茶を淹れてくださっている。
まず張さんのお店に行き、今年の新茶を試飲させていただいた。

お薦めは白茶ということで、白牡丹と2008年と2006年の白毫銀針を順番に飲ませて頂いた。

白牡丹を飲んだ時には、「美味しい!」と思ったが、08年の白毫銀針を淹れて頂いたときには、「やっぱり白毫銀針の方が味が繊細だな。」と感じた。
その後、06年にお店で購入し、3年間熟成させた白毫銀針を飲ませて頂いたら、味がとても深くなっているのにビックリ。白茶も年を重ねることで熟成されるとは知らなかった。
06年の白毫銀針がとても美味しかったが、これはお値段もとても高いし、量もあまりない、ということで、08年の白毫銀針を購入。
50gしか買わなかったが、少しずつ飲んで、わたしも熟成させて味の変化を楽しもうと思う。

また、北京の市場ではなかなか出合うことのできない、黄茶の蒙頂黄芽も購入。
これは、先日のお茶会で張さんが淹れてくださったものがとても美味しかったので、是非この機会に購入しておきたいと思ったのだ。
四川省のお茶だが、緑茶主流の今、黄茶は現地でも売っているところが少なく、美味しい蒙頂黄芽となるとなかなか出合うことが出来ない、貴重なお茶である。

その他、話の流れで、とても美味しいプーアル茶も淹れてくださった。

10時半から1時間半ほど居させてもらい、お腹ががぼがぼになるほどお茶を頂いた。

張さんは以前、「留賢館」という国子監付近にある茶館に勤めていらっしゃったことがあり、留賢館オリジナルデザインの使いやすそうな素敵な茶器を使っていらっしゃった。
張さんが使う様子を見ていたら欲しくなってしまい、これも購入。

090603_chahu(2).jpg 
手のひらにすっぽり入るぐらいの大きさ。
茶壷としては大きめ。

090603_chahu(3).jpg 090603_chahu(1).jpg
上のカップは茶杯として使えたり、
蓋を置くのにも丁度良い大きさで、使い勝手が良さそう。

※紫砂壺の使い始めについては、こちらのサイトを参照しました。

+++

張さんのお店でゆっくりさせて頂いた後は、お茶城の中を30分ほど見て回る。

090530_cha(4).jpg 

090530_cha(2).jpg 

お茶や茶器の店の他に、1Fには家具や骨董などを扱っている店もある。
馬連道よりはコンパクトだが、その分店の多さに圧倒されずにゆっくりと見ることができる。
店舗数が多くない割には、茶葉の種類も偏りが無く、いろいろな茶葉を買うこともできる。
久しぶりに黄寺大街の茶城に来たが、ここはここで面白いスポットだと、改めて思った。

+++

そこから移動し、次は鳥の巣の近くにある昨年新しくできたという茶城に連れて行っていただく。

ここで一旦ランチ休憩。
次のお茶城の近くに「鹿港小鎮」があったので、そこで昼食をとった。
スイーツまで食べられて満足!

次なる茶城はは炎黄美術館から東に徒歩5分ほどの場所にある「観典時尚広場」というデパートの地下にあった。
表の看板にも小さく「茶城」と書いていあるが、かなり分かりにくい。

 090530_cha(10).jpg

入って見ると、デパート自体まだ作っている途中、という感じでテナントも十分入っていない。

エスカレーターで地下に下りてみると、黄寺大街の茶城よりも店舗的にはコンパクトだが、個性的なお茶屋さんがたくさん店舗を構えていた。
まだ開店準備中の店も多く、馬連道や他の場所に1号店を構えている店も多かった。

090530_cha(9).jpg 

炎黄美術館の周辺へは数年ぶりに来たのだが、道も広く綺麗になり高層マンションも増え、「鹿港小鎮」のような若い人向けのお洒落な中華レストランも軒を連ねている。
鳥の巣の近くということもあり、新たな新興住宅地としてここは注目されているスポットなのだろうか。

それで、今後の発展を見越し、馬連道や朝陽門などで既に店を構えている茶商がここにも店舗を出しているのか、と思い至った。

ここへ連れて来てくださったIさんの紹介で、烏龍茶専売店に連れて行って頂く。
このお店では、岩茶(閩北烏龍)、閩南烏龍、広東烏龍、台湾烏龍の四種類を専門的に扱っているという。

特に広東烏龍である鳳凰単欉に力を入れているようで、店に入るとまず、鳳凰単欉の蜜蘭香を試飲させてくれた。
これは今年の新茶で、ライチのようなフルーティーな香りと味わいが広がる。

次に老板(女性)が出してくれたのは、宋種という広東烏龍だった。
宋種は他の店で買ったものがウチにもあるが、ここで飲ませてもらった宋種は、まず茶葉の見た目が今までに見た広東烏龍と全く違った。
広東烏龍と言えば、「ふえるわかめちゃん」みたいに茶葉も大きく、黒いのが特徴のはずだが、この茶葉は緑っぽい。最後の焙煎をかなり弱く行っているとのこと。

飲んでみると、非常に軽く、清々しい味。
水色も広東烏龍の水色である褐色系の色よりもかなり薄く、味も水色もブラインドテースティングを行ったら伝統的な製法で作られた安渓鉄観音と間違えそうなぐらい、爽やかな味で驚いた。
これが広東烏龍?

090530_cha(3).jpg 
このとき試飲させてもらった宋種単欉

老板の話を聞いてみると、どうやらこれは現代的製法で作られた新しい広東烏龍であるらしい。
安渓鉄観音が市場の要求(緑茶的味を好むという傾向)に応え、焙煎を軽くした「清香型」のお茶になりつつある傾向が、どうやら広東烏龍の世界にも及んでいるようである。

ただ、もともと広東烏龍の方が安渓鉄観音よりもずっしりと重いので、

伝統的製法で作られた広東烏龍
>現代的製法で作られた広東烏龍=伝統的製法で作られた安渓鉄観音
>現代的製法で作られた安渓鉄観音

という図式で味が重くなっているように感じた。

広東人は、

不苦不澁不是茶(苦味と渋みがないものはお茶ではない)」

というぐらい、苦味と渋みがあるお茶を好む、ということで、広東烏龍も「澁後回甘(渋さのあとに甘みを感じる)」をその特徴としているように、広東烏龍は渋みを最初に感じるものだが、この現代的製法で作られた茶葉にはこの渋みが殆どない。

老板が次に淹れてくれた茶葉を見て、さらに驚いた。

広東烏龍茶の生の茶葉である。

最後の乾燥の工程を踏んでいない茶葉なので、緑緑していて、見るからにフレッシュ。
生の茶葉なので、5gずつパックされ、冷蔵保存されている。

このお茶を飲んでビックリ。

全く苦みを感じない。
フレッシュな美味しさが全面に出ている。
乾燥の工程で生じる渋み・苦味が全てカットされているわけである。

090530_cha(5).jpg 
さらに薄い水色

飲み易いと言えばとても飲み易いが、これを広東烏龍と呼んでよいのか戸惑うほどに、伝統的製法のものとは味が全く異なる。

090530_cha(6).jpg 
茶を淹れたあとの茶葉比較
左:伝統的製法で作られた鳳凰単欉蜜蘭香
中央:現代的製法で作られた宋種単欉
右:乾燥の工程を行わなかった鳳凰単欉
右に行くにつれ、茶葉が緑茶のように
フレッシュな状態でキープされていることがわかる。

以下、拡大。

090530_cha(8).jpg 
左の茶葉

090530_cha(7).jpg 
中央と右の茶葉

これが市場の流れなのかもしれない。
飲み易い味のお茶が出ることは面白いし、悪いことだとは思わないが、
全ての種類のお茶が緑茶風のフレッシュなテーストになり、伝統的な製法(こちらのほうが手間がかかる)のずっしりと重い味の茶葉が少なくなっていくとしたら、これは残念なことだと思う。

広東烏龍はまだ大丈夫だと思うが、安渓鉄観音は伝統的製法で作られたしっかりとした味の茶葉は、もうなかなか手に入れることができなくなってしまっている。


*後日、お茶教室の先生にお聞きしたところ、生の鳳凰単欉は野菜や果物と同じくナマモノなので、買ったらすぐに冷蔵庫に保管し、なるべく早く飲んだ方が良いとのこと。
先生は以前、この生の鳳凰単欉であたったことがあるという。
暑い日にお茶市場で生茶を買い、長時間持ち歩いたものを持ってきた生徒さんがいて、それを飲んで皆、腹を下したのだそうだ。
乾燥していない生のお茶なので、気をつけたい。

+++

烏龍茶専門店で様々な烏龍茶を試飲させてもらった後、この茶城の他の店も探索してみた。

比較的高級な茶器や茶葉を扱う店が多く、やはりここに訪れる中国人の富裕層をターゲットにしているのかな?と感じた。

今後、面白くなっていきそうな茶城なので、ときどき定点観察に行ってみたいと思う。

+++
 
当ブログにエントリーした情報をindexページに纏めました。

《週刊中国的生活》 index:レストラン 
《週刊中国的生活》 index:中国茶 
《週刊中国的生活》  index:北京おもしろSpot 

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