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馬連道日記@北京 

日本の友人から頼まれたお茶を買いに再び馬連道へ。

いつもお茶を買いに行くお店へ行くと、前にもこのお店で会った中国人女性と偶然に会う。

「今、ちょうどあなたのことを話していたのよ。」

と言われ、おしゃべりの輪に入る。

このお店は去年帰国されたSさんに紹介していただいた店で、老板がお茶についてとても丁寧に説明してくれるので、我々は彼のことを「老師」と呼んでいる。

このお店では、いつも誰かが試飲用のテーブルに座っていて老師とお喋りしている。
この店に限らず、お茶屋ではどの店でもお茶を飲みながら話し込んでいる人がいる。
あれで商売になるのだろうか、と思うのだが、きっと大口の注卸などで商売が成り立っているのだろう。

この日、老師の店でも既に3人の女性が座り込んで老師と話をしていた。

そこへわたしが加わり、老師も含めて5人で取り留めもないお喋り。

比較的若い女性が雲南省の普洱(プーアル)出身で、

「雲南に行ったことがある?」

と聞かれたので、

「雲南は旅行したけど、普洱はまだ行ったことがない。」

と言ったら、

「大理とか麗江のような観光開発されたところではなく、本当の雲南を見た方が良い。普洱に来るときは連絡して。」

と言って、彼女の連絡先を教えてくれた。
彼女の実家で作ったお茶を老師の店にも持参していたので飲ませてもらった。
とても美味しい滇紅(紅茶)だった。
是非今度行ってみよう。
(日本だとこういう場合、“社交辞令”ということが多々あるが…というか、殆どの場合リップサービスだけど、中国では本当に連絡して大丈夫。「今、雲南に着いたんだけど、今から行ってもいい?」でも大丈夫。そういうところが好き。)

彼女は漢族のようだけど、雲南省にいる少数民族の文化の話から、そういえば彝族は日本人の祖先と言われていることは知っているか?という話題になった。

「知ってる。友達に四川省の彝族がいる。彼らの文化は日本の文化と似ているし、言語も似ている。」

というような話をしたり。
どの民族が独自の言語をもっていて、どの民族が漢族への同化でその言語を失ったか、というような話になった。
この店で話をしていて面白いのが、老師が現政権の政策批判的な意見を堂々と言うことだ。
店と言っても壁があるわけでもなし、フロアにブースになっているだけの、あけっぴろげな空間である。
ここで老師は結構言いたいことを普通の声でいう。

以前は、オリンピックの影響で店のオリジナルの看板を下げさせられて、統一の色・字体の看板にするよう通達が来た、と言って馬鹿馬鹿しいと怒っていた。
結局老師は「そんな個性のない看板なんていらない!」と言って新しい看板は掛けなかった。
今回行ったら以前の看板が掛っていたので、オリンピックも終わり、またフロアに自由が戻ってきたのだろう。

今回は、少数民族の漢族への同化への批判をずっと喋っていた。
老師の意見としては、少数民族が漢語を話すことは交流の面では必要だが、学校で漢語しか教えないと独自の言語を失ってしまう、これはとても残念なことだ、少数民族を漢族へ同化させるのではなく、独自の文化は保護すべきだ、というもの。

こういう意見を言う人には、地方では会ったことがあるが、北京ではほとんど会ったことがない。
思っていてもあまり言わないんじゃないかな。北京では。
なので、北京の市内で普通の声でこういうことを平気で話す老師にびっくりした。
老師は漢族だが、若い頃ロシアで仕事をしていたので外の世界を知っている。
わたしにも、北京や上海が中国だと思ったら大間違いだ、本当の中国はもっともっと貧しい国だ、是非地方の有名な観光地ではない場所に行って、本当の中国を見てきて欲しい、と言う。

老師と話すのは本当に勉強になるし、楽しい。

この店で老師が淹れてくれるお茶を飲みながら約1時間半話をした。
ちなみに、この日お茶を買ったのはわたしだけ。
他の3人は買わなかったけど、たぶん他のときに大量買いをしているのだろう。
今日は寄っただけなんだろうな。

とある方が、「コーヒーは労働者の飲み物で、お茶は自由人の飲み物だ。」と書かれていたが、コーヒーがどうであるかは別にして、お茶が自由人の飲み物というのは、老師を見ていると納得できる。

+++

老師の店を出て、次の店に行く。

この店の老板は中国茶研究家の息子で北京人だ。
如何にも育ちの良い坊ちゃん、という感じで、決して悪い人ではないが苦労しないで大人になった人の気配が濃厚。

老板は今度お茶の教室を開いてヒトヤマ当てたいようで、わたしにお茶教室のことを根掘り葉掘り聞いてきた。
どこで資格を取ったんだ?費用はいくら?どんな内容?授業は中国語?生徒は中国人?外国人?…

お茶のことももちろん好きなのだと思うが、それ以上に商売が好きそう。
この日も店の内装を変えている途中だった。

ちょっと残念なのは、会話が弾んでくると好奇心を抑えきれないのか、靖国参拝問題とか、麻生総理は訪米で評判が悪かったそうじゃないか、など、「日本人に会ったら聞いてみたかったこの話題!」的なことを遠慮勝ちに聞いてくる。
都会の育ちの良い人なので、一応冒頭に「報道でこういう風に聞いているんだけど・・・」と言ってくれるからいいのだけど。
まぁ、一般的な普通の中国人なんだろうな。

この店が好きなのは、研究者のお父様が開発している実験的な新しいお茶を飲ませてくれるからだ。
他の店では売っていないお茶がこの店にはあるので、面白くて通ってしまう。
この店でも結局1時間半ほどお茶を頂きながらお喋りをしていた。

帰り際に老板の奥さんが雲南省の今年の新茶(緑茶)をお土産にくれた。
龍井などの緑茶は清明節前後が新茶のシーズンだが、雲南は暖かいので収穫が早いらしい。
馬連道の茶商の中には、「2009年新茶上市!」と張り紙をした店が何軒かあったので、どこのお茶だろう?と思っていたのだが、どうやら雲南の緑茶らしい。

馬連道はまさにお茶と中国語の学校だ。

++

普洱っていう場所があったんですね!というコメントを以前いただいたので、補足。

雲南は「中甸」という何てことは無い名前の場所が、ある日突然香格里拉(シャングリラ)」なんていうこっぱずかしい名前に変わったりする場所。

「普洱」もその一つで、以前は「思茅」と呼ばれていた場所が、プーアル茶の知名度を上げるために2007年4月に「普洱市」に改名された。つい最近のことだ。


一応この場所は、清朝には普洱府があった場所ということで(正確には思茅市の場所ではないらしいが。「プーアル」とはハニ族語とのこと。)名前が復活した、と考えても良いかもしれないけど、でもやはり商業主義のかほりが・・・。

ちなみに、わたしの住んでいるマンションには、なんと普洱市の北京駐在事務所が入っている!
これはちょっと嬉しいよ。
老師の店で会った普洱出身の女性にこのことを話したら、すごくウケていた。
(入居した頃にはこの看板は無かった気がするから、ここ数か月の内に入ったのかなぁ。)

090306_puer.jpg 

+++


 


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