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昆曲劇主題餐庁《呉地人家》@北京 

和平門に出掛けていた帰り、前門の大柵欄の改修後の様子を見てこよう、と急に思い立ち、最高気温が零下にもかかわらず歩き出してしまった。

前門 2008年7月の様子: 前門・大柵欄@オリンピック前の北京レポート 

 
結論から言うと、大柵欄は一応改修されてオープンしてはいたが、店はハリボテ状態。(ハリポタじゃないよ。)
綺麗にライトアップされて一瞬「わぁ~!」と思うが、店の中はほぼ空っぽ状態である。
予定では08年のGWにオープンだったはずだけど、まだまだ・・・。09年のGWには間に合うかな。

 

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立派な門も完成し、ライトアップもされているが、
店の中は空っぽ。

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天安門方向を向くと、こんなナイスショットも撮れる。

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チャイナドレスのオーダーメイドの店 益祥謙
わたしもここで作ってもらった。
同じ日にカウンターに来ていたのは、
自分の結婚式用にわざわざ地方からこの店にオーダーをしに来た女の子だった。

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綺麗なのは益祥謙までで、その隣はまだこんな感じ・・・。

和平門から前門までの途中で、とあるレストランが目に入った。

昆曲劇主題餐庁《呉地人家》。

こんなレストラン、前からあったっけ?

北京にあるアミューズメント系レストラン、つまりショーなどがあるレストランについては、すべては行ったことが無いにしろ、名前ぐらいは知っている。
しかしながら、このレストランは、知らない。

アミューズメント系レストラン関連記事;革命的レストラン☆《紅旗瓢瓢》 

時間は午後5時。
まだお店も空いてそうな時間だったので、入ってみて話を聞いてみたところ、店の中に小さな舞台があり毎晩昆曲を上演しているとのこと。
是非行ってみたい。
(2008年8月8日に北京にオープンした比較的新しい店だった。)

・・・ということで、後日行ってみた。

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昆曲劇主題餐庁《呉地人家》

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店の中は、舞台の真下にフロア席(大庁)があるが、ここは4人がけテーブルで4卓のみ。
あとはすべて、写真のような半個室か、個室になっている。
個室は4人用から15人用まで各種あり、すべてに昆曲の戯曲の題名が付けられている。
舞台が直接見られるのは、フロアの4卓と「牡丹亭」という名前の一番豪華な部屋(10~15人用)のみ。
個室の使用は無料で最低消費制限はないが、「牡丹亭」のみ1人の最低消費300元(但し、人数等により応相談とのこと)。

「牡丹亭」以外の個室には全てTVがついていて、TVモニターで舞台の様子が中継されるようになっている。

昆曲(崑曲)とは・・・崑曲(こんきょく、ピンイン:Kūnqǔ)とは中国の古典的な舞台演劇である戯曲の一形式、あるいは戯曲に使われる声腔(楽曲の曲調や演奏法、歌い方などの体系)の1つである。2001年、ユネスコによって「人類の口承及び無形遺産の傑作」の宣言を受けており、2009年9月に予定される初の登録での世界無形遺産への登録が事実上確定している。Wikiより

中国の伝統演劇と言えば「京劇」という認識が一般的だが、「京劇」は清代に作られた地方の伝統劇の集大成のような演劇であり、「昆曲」はそのルーツのような演劇で、数ある地方演劇の中でもとりわけ精緻で洗練されていることから「中国戯曲の母」とも呼ばれている。

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昆曲舞台。
毎晩7時10分~ 約30分
「牡丹亭」は舞台の真向かいの部屋になる。
キンキラキンの超豪華個室!

昆曲のルーツは蘇州であることから、この店も本店は蘇州にあり、料理も「蘇杭菜(蘇州・杭州料理」である。

以下、我々が食べた料理。

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前菜 天主壇鶏片 28元
蒸した鶏肉に唐辛子のソースをかけたような前菜。
大きなネギもごろごろ入っていて、辛いけど美味しい。
とても上品な味。


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前菜 呉地糯米藕 26元
レンコンの中にもち米が入っている前菜。
この料理はよくキンモクセイの香りがついているが
このお店のはキンモクセイは無しのシンプル味。
甘さも適度でこれも美味。
(個人的には、上にかかっているパステルのシュガーと砂糖漬けチェリーが無ければ尚良し。)

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手剥河蝦仁 168元
テーブルに来た瞬間「わぁ~!」と言ってしまう料理。
食べられる部分は蝦だけなんだけど、これは見事に綺麗!
これ、単品写真だと大きさがよくわからないけど・・・


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結構大きいので、食べではある。
料理そのものは蝦を炒めただけのシンプルなものだが、
蝦は背ワタもちゃんと除いてあり、丁寧で上品な味。

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花彫燜肉 88元
杭州料理と言えば、東坡肉。
「花彫」は紹興酒のことで、紹興酒を使った甘い味付けの豚肉の炒め煮。
わたしは上海やその近郊で食べたコッテコテに甘い東坡肉が大好きなのだが
相棒はこの店ぐらいの甘さ控えめがちょうど良いと言っていた。


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竹孫四宝 38元
「竹孫」はコリコリした食感のメッシュ状になっている薄いキノコ。
日本語でなんて言うのか分からないのだけど、
中国では鍋ものなどによく入っている比較的メジャーなキノコ。
その竹孫・ナメコ・百合の根・銀杏とセロリを塩味であっさり炒めた料理。
(あれ?四宝じゃなくて、五宝だ!)
百合の根がたっぷり入っていて上品で美味しい。


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カービングの飾り物も凝っていて可愛い。
こういうところに「上海圏」のお洒落さを感じる。

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2人でこんだけ食べた。
超満腹。

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お茶;君山銀針 28元
中国茶のジャンルで「黄茶」という珍しいジャンルのお茶があったので
オーダーしてみた。
「銀針」の名前の如く、お湯を注ぐと小さな芽が針のように立つ
美しいお茶。

+++

このお店を個人的に評価してみると・・・

雰囲気はGood。
もともと日本から来た人のアテンド用に考えていたので、雰囲気・料理の盛り付けなどは日本人の心をグッと捕えそう。

店員のサービスも良い。
(蘇州では日本人の顧客が多いのか、北京の店にも日本語のできるフロアマネージャーがいた。日本人の需要を当て込んでいるようである。)

料理のお味も悪くない。
蘇州・杭州料理に詳しくないのでこれはあくまでも個人的な感想だけど、料理の味だけなら、もしかしたら朝陽公園西口 8号公館内にある《孔乙己 尚宴》のほうが美味しいかもしれない。
(《孔乙己 尚宴》行ったのも1年半ほど前なので、この比較も正確ではない。あくまでも印象。)

過去記事:8号公館内『孔乙己 尚宴』 

ここの最大の目当ては昆曲。
生舞台を見ながら蘇州・杭州料理を堪能・・・というのが狙いなのだけど、その舞台がなんと清唱だったのだ・・・。
清唱とは、衣装や仕草を付けずに歌だけを歌うこと。
このお店では衣装は着ていたが、所謂「劇」の上演ではなく、歌の披露のみ。
う~~~~ん・・・日本人的には、ほんのサワリで良いので、劇が見たいよなぁ。

我々が行った日も清唱で、あの有名な「牡丹亭」だったのは雰囲気が出ていてとても良いのだけど、正直、「え?歌だけ?」というがっかり感は否めない。

北京で昆曲の生舞台が見られるのは、南新倉街の《皇家糧倉》なのだけど、ここだと料理(創作中華のビュッフェ)&昆曲鑑賞(生演奏付き)の1人580元・680元・780元・980元・1980元のセットチケット、しかも金・土のみの各日50組限定予約制と、敷居が大変高い。

なので、もっとカジュアルに中国文化を楽しむディナー向けに・・・と思ったのだけど、清唱だけだと、ちょっと物足りないなぁ…。(店の人にいつも清唱なのか、と聞いたら、基本的に清唱で、メイクをしたり劇そのものを上演することはほとんどない、とのことだった。)

我々が行った日(1月24日土曜日)も店はガラガラ。
我々より先に来ていた中国人客も、ひと組は昆曲の上演が始まる前にさっさと食事を済ませて帰ってしまったし、あとから来た4人家族もフロア席が空いていたにも拘らず個室へ入ってしまい、フロアで昆曲を楽しんだのは中国人の友人に連れてきてもらったらしき欧米系老夫婦と我々の2組のみ。

中国人客の様子を見ていると、「昆曲」はどうでもよくて、蘇杭菜を食べに来ただけ、という印象を受けた。北京人って、こういうのに興味無いのかな?(この店、大丈夫?!)

ってことで、舞台への期待値が高かったため、評価がちょっと下がって、5星中3星の評価をとさせて頂いた。

★★★☆☆

料理だけだともっと評価高くしても良いのだけど、逆に同じぐらい美味しい江南料理レストランは他にもあるからね・・・。

蘇州には系列店で「紅楼夢主題」レストランもあるらしい。

このお店のHPはこちら

+++


昆曲劇主題餐庁《呉地人家》
西城区前門西大街55号
Ph 010-6601-9177
*地下鉄和平門駅と前門駅の中間ぐらい。
前門西大街沿い(北側)

*フロア席は4卓しかないので、予約した方が良い。

*日本語ができるマネージャーは「于麗琴(yu2 li4 qin2)」女史。

+++  

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