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北京市禁毒教育基地に行って来た。 

北京市禁毒教育基地に行って来た。

ここは、2007年6月26日、国際禁毒デーにオープンした、麻薬撲滅のための教育基地ということらしい。

東五環路の外側という若干遠めの場所なので、行きはとりあえずタクシーで行ってみた。
かなり遠いイメージだったのだけど、なんと、うちから20分で着いてしまい、ビックリ!
ちなみに料金は45元。

ルートとしては、うちは燕莎エリアなため、最初は四環路を南下し、四方橋のポイントで京瀋高速を西に進む。すると、歓楽谷(遊園地)を過ぎたあたりから「北京禁毒教育基地」の案内の看板が見え出した。
マイナー珍スポットと思っていたので、続々出現する立派な看板に意表をつかれた。

かなり迷うことを想定していたが、その後もずっと看板が出ているのであっさりと到着してしまい、20分しかかからなかった。

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高速にも看板が出ているので、歓楽谷を過ぎた辺りから注意!

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じゃーーーーん!
紅いケシの花はインパクト大の建物。

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ちなみに周囲はこんな景色。

080608_02.jpg
ここも朝陽区。
うちからタクシーでたった20分で何も無い地域になるとは・・・。
工場しかない閑散としたエリアだった。

ちなみに、入場料は無料。
今、オリンピック前ということなのか、北京では33の施設の入場料が無料になっている。この教育基地もその対象。他の無料施設については、ここ参照。(この無料なの、今だけなのかずっとなのかは不明)

中に入ると、受付で名前の記入をさせられた。
来る前に日曜日でも開館しているか電話で問い合わせた際、一瞬気になって「身分証はいるのか?」と聞いたところ、「必要」とのことだったので、持って行っていたが、ここでパスポート番号の記入をさせられた。別にオリジナルとの照合はしなかったので、番号やコピーでも良かったのかもしれないが、入り口にも「身分証の提示」と書いてあるので、念のため行くときには持っていったほうが無難かも。

この日、我々以外に入場していたのは中国人2人のみ。
学校や会社で来ることが多く、個人ではあまり来ない場所らしい。
ま、アクセスも良くなさそうだしね。

わくわくしながら入場。

まずは、中国における毒品の歴史から学ぶ。

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このDRUG DOG(勝手に命名)が道案内らしい。

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アヘンについての説明から展示は始まる。

そして、現代の薬物の説明とその影響についてのコーナーへ・・・。

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パンツ1枚で便器に座り注射を打っている若者の像の展示から始まる。
足元には大量の注射器・・・。雰囲気が怖いよ・・・。

この像の両脇には実際に麻薬を打っているところの写真が数枚展示されている。
こんな像がいくつも展示されている。

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像の向かい側にはいろんな種類の毒物の展示と説明がされている。

わたしが新しい知識として得たことは、中国語で「氷毒」とは日本語でいうところの「ヒロポン」
であるということ。(“「氷毒」は日本で特に戦時中に使用された”という記述により推察)

気になって帰宅後調べたところ、

北朝鮮で一番広く流通している麻薬はヒロポンだ。白い粒で、住民たちは'氷'という隠語を使う。氷はまた、精製の程度によって'銃弾'と'アイス'に区別される。

という記述を発見。(ここ参照)
北朝鮮でもヒロポンは「氷」と呼ばれているらしい。

ちなみに、ヒロポンとは、

ヒロポンとはメタンフェタミンの日本における薬品名のことで、戦時中は政府が軍需工場の夜間作業員や夜間戦闘員、特攻隊向けに配布。一般の薬局でも販売されていた薬品である。ただし、1951年に制定された覚せい剤取締法により覚せい剤として指定され、現在一般への販売はされていない。

という薬物。(ここ参照)

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薬物に侵された人の悲惨な姿の写真を展示。

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薬物を使用した際の体についての説明。

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回収された薬物吸入器。
工芸品のように美しいのにはビックリ。

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模擬エリア。

広い体育館のようなエリアに模擬バーと模擬クラブのような設備がおいてあった。
薬物の怖さを知っていても、それが現実世界にどのように現れてくるのか知らないと拒絶も対応もできない、ということから、ここではカラオケバーではどのように薬物が使用されているのか実際の様子を演技しながら説明してくれるというコーナー。(この日は係員の人が説明してくれただけだったが、ボランティアの人がいるときには模擬演技も入るらしい)

今までの展示は論理的というよりは、「ダメだからダメ」という絶対的禁止と、あとは活動の宣伝に終始していたが、この方法についてはなかなかGOODだと思う。
確かに、薬物が実際にどういう姿で日常に現れているのか知らないと、それが薬物だと知らないで使用してしまう可能性も出てくるからだ。

最初は相棒と2人だけで見学していたが、途中から係員の若い女性が付いてきて説明をし、電源が切れていた体験型の設備もスイッチも入れてくれた。(←これ、重要!ちなみに客が少ないので冷房が入っておらず、暑かったよ・・・。)

展示のほかに、体験型の設備として、画面に顔を映すと麻薬を使った場合の1年後、3年後、5年後の自分の顔が画面上に現れる、というものがあった。だんだん頬がこけていき、8年後には「GAME OVER」「死亡」と出る。

そのほか、映像を見て模擬麻薬体験をする、というコーナーもあった。
ぐねぐねした映像を見た後、小さな穴をくぐり、その後小さなゴムボールが敷かれたエリアを歩き、ふらつきながら歩く体験をするというもの。 どちらかというと気分が悪くなる体験だったけど・・・。(マジックルームみたいな感じ)

*喫煙者である相棒の話によると、体調が悪い時に煙草を吸って気分が悪くなった時に見える映像に似ている映像だったらしい。『愛と幻想のファシズム』で目をつぶった時にまぶたの裏に見える映像、というのが出てきたけど、こんな感じなんだろうか。

ゴムボールのエリアを抜けると、薬物患者の3つの末路が展示されたコーナーに出る。
3つの末路とは、「更正施設」「病院」「監獄」。
これも結構怖い感じの展示だった。
この施設、人がいないことと展示物が恐怖心を煽るように出来ているため、1人で見るのは怖い。

最後のコーナーは北京市の俯瞰写真が床に敷かれたエリア。
この上を歩くことができ、各エリアごとに禁毒活動のボランティアと薬物患者の数が電光表示されている。

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そして、最後はコンピュータでの「禁毒知識テスト」。
10問中、わたしは9問正解の90点だった。

案内してくれた女性によると、禁毒のHPが2003年6月26日にでき、2006年には各地にばらばらにあった禁毒関係の施設をここに集合させ、禁毒に関する教育基地としたという。
ここでは、子供や大人への禁毒教育と、ボランティアの宣誓式や講座、教育を行っているらしい。

「日本にもこういう施設はあるの?」

と聞かれた。

「禁毒の教育基地は無いと思う。聞いたことは無い。」

と答えておいたけど、あるのかな?

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案内のお姉さんはすごく親切で可愛い方でした!

総論として・・・

北京の珍スポットとして有名な自然博物館の「人体真奇妙」と比べると近代化されておりインパクトにも欠けるが、中国の薬物の歴史と現状、そしてこの国がそれに対しどのように考えているのか、と知るには非常に面白い施設だと思う。

こういうトピックをこのような立派な基地にして教育に利用するというのも中国的発想だと思うが、実際に見てみて、教育として効果はあると思った。(教習所で飲酒運転についてまず恐怖を植えつけさせられる手法と似ている)

興味のある方は行く前に電話にて開館を確かめた方が確実だと思う。

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入り口に貼ってあった閉館予定日程。

【北京市禁毒教育基地】
朝阳区豆各庄乡黄厂村
電話;(010)87392503

時間;9時~16時 (通常は月曜休館日)
*入館には身分証明書が必要。

《アクセス》
帰りはバスで帰ってみたので、バスでのアクセスも分かった。
燕莎エリアからの場合、731で「北京第2外国語学院」まで乗車。
そこで411に乗り換え、「黄厂」下車。
赤いケシの花が描かれた建物が目印。(道に看板があるのでわかるはず)
411は10分に1本ぐらいの割合で走っている。

タクシーなら「豆各庄」と言えば多分わたしが行ったのと同じルートを走るので、
標識を見ながら進めば辿り着くはず。

燕莎エリアからだとタクシーなら約45元、バスだと約2元で辿り着く。

北京禁毒在線 禁毒基地;http://www.bjjdzx.org/jdjd.htm
禁毒基地 詳細;http://www.bjjdzx.org/56/2008-03-17/3232.htm


※同じ朝陽区とは思えない景色に、ちょっとした旅行気分も味わえます。


 

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コメント

こういうところがあるんですね

全然知りませんでした。
是非機会があったら行ってみようと思います。貴重な情報ありがとうございました。

麻薬を扱った映画では最近はダニエル・ウーの『門徒』というのが結構強烈でしたが、張揚監督の『昨天』というのがおススメです!!!

珍スポットというか・・・

B級というか・・・あまり期待しないでいくと意外と楽しめる、という感じです。

さすがジウさん、映画に詳しいですね!映画も見たいなぁ。
そうそう、お借りしている本も返さなくては・・・!(超面白かったです、というか、泣けた・・・!)

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