スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[PR] 中国語留学のサポートなら

『夜市』 恒川光太郎 

小学校の時に夜市に迷い込んだ祐司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。

本の裏表紙に書かれている内容紹介を読んだ時、面白いに違いないことを直感し購入。

結論として本当に面白かった。

これはホラーなのか?ファンタジーなのか?という議論もあるかもしれないが、わたしは途中読んでるとき、かなり怖かった。ネタバレするとつまらないから詳しくは書けないが、結末も怖いし、「夜市」に入っていくところから既に怖かった。日本独特の、あの背中がヒヤっとするような、湿度のある恐怖。あの感触がこの小説にはある。だからホラーなのだ。

もう1つ収録されている『風の古道』。

実はこっちのほうが更に面白かったし好きだった。

全てが過不足無い感じ。

どこか懐かしい風景、「古道」というものの性質。
自分もそこに入り込んでしまいたい、と思わせる描写。
しかし、過剰ではない。

自分が今、異国に住んでいるということが、「古道」とかぶる。
だから余計、心に響いたのかもしれない。

2つの作品を読んで、内田春菊の『南くんの恋人』を思い出した。
ドラマのほうではなく、コミックの方。
(ドラマは見ていないので結末がどうなっているのか知らない)

わたしは『南くんの恋人』を読んだとき、内田春菊って凄い人だと思った。
可愛い絵なのに、このコミックの結末は残酷だった。
ただ、著者あとがきには、現実は残酷で、現実的に考えるとあの結末しか無いのだ、というようなことが書かれていて、一見この話は恋愛ファンタジーに見えるけど、本当はホラーなんじゃないか、と思ったのだ。

『夜市』がホラーなら、きっと『南くんの恋人』もホラーなのだ。
現実的に考えると、結末は普通、残酷で救いようの無いものになる。

恒川光太郎の他の作品も読んでみたい。



+++

本の検索はコチラから!↓


 

 

スポンサーサイト

[PR] 中国語留学のサポートなら

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://weeklychinalife.blog103.fc2.com/tb.php/180-fb8714a0

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。