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対象商品の価格に思うこと 

北京からこの事件を見ているからかもしれないけど、まぁ、食の安全問題については日常茶飯事なので、それほど動揺はしていない。普段から気をつけていると言えば気をつけてるし。(これについては前回の日記参照されたし)

この事件が出た当初の日本のニュースでは、対象商品が次々と増えていき、それがTVで紹介されていっていた。正直、驚いたね。こんだけいろんなメーカーの冷凍食品が天洋という一つの工場で作られている、という事実に驚いた。

メーカーが、ということではなく、双日という商社がこの工場と契約している、ということなんだけど、それにしても、これだけの食品が中国の一工場で作られている、ということが今回明らかになり、驚きませんでしたか?

自主回収する商品リスト」というページがあるのだけど、2月1日のものでもこんなにある。こんな事件がなかったらわたし達はなんとも思わず口にしている冷凍食品が、これもあれも中国からの輸入品で、しかもJTフーズもCO・OPも河北省の同じ工場で作られている、ということ、知らなかった。

“ごっつ旨いチャーシューメンとんこつ”“串揚職人アスパラベーコン串フライ”も、“ピリ辛カルビ炒飯”“DONBURI亭かつとじ丼”牛筋牛タン全部河北省で作られていたって事実、個人的にはかなり衝撃的だった。

そして、値段。

「中華deごちそう ひとくち餃子」(20個入り) 280円
お弁当大人気!シリーズ 250円~280円
「CO・OP 手作り餃子」(40個入り)398円。

(JTフーズ 価格参照

安いよね。驚いた。280円って言ったら18元、398円は26元。

うちの冷蔵庫にある上海ニチレイの「日式焼き餃子」は650gで16.5元。つまり、約50個で248円ということになる。(現地生産品)

080131_01.jpg


これ、日中の物価比で考えると、日本の冷凍食品はかなり安いと思う。

日本人が行くスーパーには日本からの逆輸入冷凍食品が売っていて「お弁当大人気!シリーズ」のような商品が置いているんだけど、18元より高かった気がするな。同じぐらいかな。逆輸入だからこっちで買うほうが割高になってるかも。

とにかく、今回の回収対象商品の特徴は、「安い」ってことだと思う。

被害を訴える人が多いのも、この商品がお手頃価格であったこと、つまり人気商品だったことも関係あるように思う。

「新配合の小麦粉で作った特製の皮を使用し、パリッと焼けるのが特徴です。」(JTフーズHPより)

とあり、これが20個入りで280円だったらわたし、絶対に買ってると思う。「お弁当大人気!シリーズ」も本当に手頃な価格帯だし、しかもスーパーの特売で『冷凍食品4割引デー』なんかにはまとめ買いしちゃいそう。

日本で冷凍食品を食していた者としては、日本の冷凍食品は本当に美味しいと思うし、この値段でこの味、よくできるなぁ、と感心していた。

日本国内で作っていたらこの価格では絶対に無理で、中国で工人たちに手作業で餃子を包ませていたりして成し得る価格だったんだ、と改めて思った。

今回の日記は餃子事件とは直接関係ありません。

ただ、この事件は、日本の冷凍食品はこれもあれも中国で作られていたんだな、ということを日本国民が思い知らされた、ということでもあるんじゃないかな、と思ったわけです。

そして、あれだけのクオリティーを300円を切る廉価(タバコ1箱より安いんですよ!)で実現させるには、中国での生産無しでは語れない、ということもわたしはつくづく思い知らされた気がしました。

メーカーの人も、廉価でしかもクオリティーの高い味を求められているからには中国の工場で作る、という選択しかなく、「中国」「品質管理」という、根本的に相反するベクトルを持つ2つの単語を同じ方向に合わせていかなくてはならない、中国で仕事をしたことがある方ならそれが胃がどんだけあっても足りない業務であるか想像に難くなく、それを日々こなしての人気商品としての定番化であったと思われるのですが、それがこんな形で裏切られてさぞかし御無念だろうと察せられます。

推測でモノを言うのは良くないことですが、現在の方向性としては「残留農薬」の域は超え、「過失」というよりは「事件」としての調査が濃厚になってきているように感じているのですが、そうであれば尚更、自分がこの担当者だったら一晩で頭が白髪になっちゃうんじゃないか、と思うほど無念だと思います。(何者かの故意による「事件」だったとしても、商品イメージ及びJTフーズやCO・OPの企業信頼・企業イメージというのは既にがた落ちしたわけだし)

それにしても、天洋食品一社であれだけの食品を作っているわけです。そして、中国各地にあのような工場は何百という単位であるのでしょうか。少なくとも何十レベル以上はあるのだと思います。

今回の事件を通して、「知っているようで、まだまだ知らないんだなぁ」と改めて思った次第です。



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