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餃子事件 by中国に住んでる日本人 

いやー、キタね。毒餃子。段ボール肉まんはかなりワイドショー的な盛り上がり方だったけど、今回の餃子は重体者も出ているということで、シャレにならない感じ。

このニュースを聞いたとき、ちょっと憂鬱になった。
まず、日本の民放番組が見られないから分らないけど、日本では今、どこのニュースもワイドショーもこればっかりやっているはず。
冷静な報道ならいいのだけど、恐らく鬼の首を取ったかのような、報道の域を超えたかのような内容と、無知なクセに中国に対しては何か言いたいお馬鹿なコメンテーターの発言にはうんざりする。ま、見られないからいいんだけど。

それで、恐らく親戚だとか親だとか(←ここは慣れているからあまり騒がない)から、「大丈夫なの?」なんて聞かれる。
大丈夫かって言われてもね・・・。日本では「チャイナフリー」って言えるけど、
チャイナに住んでんだからフリーにできないんですけど。
正直、何が危なくて何が安全なのかわからない。でも、中国人が元気に生きてるんだから大丈夫なんだろう、って、そんな感じ。

中国のメディアでも紹介されているようで、「日本が中国を貶めようとしている」とか、「日本人は虚弱体質だ」みたいな相変わらずのコメントもあるみたいで(後者についてはある意味認めます。中国人、丈夫過ぎ!)、それはそれでむかつく。

去年の夏から続く一連の食の安全問題でわたしがずっと思っているのは、「中国だけじゃないはず」ということ。

きっとこの影響で中国に来る観光客の数も減少するような気がする。
オリンピックを前に大丈夫なのか?

日本国内に入ってこなければよいのだ、ということであればまぁ、中国に対する問題になるわけだけど、中国は怖いからベトナムに行こう、タイに行こう、というのはまた違う気がするんだよね。

例えばモンゴル共和国は中国で残留農薬なんかの規格落ちして売れない野菜を安く輸入している。要は中国人も食べないような野菜を食べているわけで(果物や野菜が不足している国家なので)、でも、モンゴルから日本への生鮮食品の輸出が無いから日本人はそんなこと気にしないし、知らない。でも、モンゴルに行けば誰だってそんな野菜を口にする可能性はある。
他の国の状況だってどうなんだかわからない。
中国は地理的に近いし、日本への輸出もダントツに多いから、それだけ情報も多い。
そもそも他の国とは情報の母数が違うから、比較にならない。

ヨーロッパでは日本茶と言えば残留農薬が多くて怖い、というイメージがある、という話を聞いたことがある。
ヨーロッパ人が日本茶に対してそんなイメージを持っている、と思っている日本人は多くないように思う。
例えば、「ドイツの商品テスト協会(Stiftung Warentest)は、無作為に選んだドイツで販売されている緑茶68品目を対象として、250種の物質の残留量をテストしたが、日本産として販売されている緑茶については22品目中17品目がEU基準を超える物質が含まれているとされた(中国産の場合は、38品目中15品目)」という報告もある。(
ここ
この記事だけを読むと、日本茶は77%もの製品にドイツの基準を超える残留農薬が確認されていて、中国産緑茶は39%だけ、ということになる。

ただ、ドイツにおけるお茶に対する基準値がとても厳しいので、日本の基準ではOKなのにドイツではNGになってしまう、というお茶業界の言い訳もあるようだが、これは日本対中国の食品に対する規制の関係と似ているのではないだろうか、と思ってしまうのだ。
つまり、食の安全、というのは結局は相対的な問題であり、日本人が中国からの輸入食品の問題を見て「げげっ!ありえない!」と思ってしまうように、ドイツ人は日本茶を見て「げげっ!ありえな~い!あんなもの飲んでる日本人、キモい!」とドイツ語で思っているのではないか、と思うのである。

日本茶輸出組合は国産緑茶の輸出量が急増する中、「欧州の残留農薬基準を達成できる茶の確保」を事業計画に盛りこんでいる、という。
逆に言えば、国内消費分はもっと低い基準のものが流通しているということになる。
お茶屋さんの広告の中に「ヨーロッパ向けに輸出しているから安心」と書いているのを見ると、じゃぁ、国内向けは危ないんかい!と思う。  

(「日本茶」「残留農薬」のワードでググるといろいろ記事が出てくる)

残留農薬の問題は、国外に輸出するときにクローズアップされる。
国内消費だけの食品は気が付かない。
中国国内で食の問題が大きな話題にならないのも、日本で日本茶の問題が話題にならないのと同じことだと思う。

茶農家にしてみれば、農薬を使わずに茶葉を育てるのは非常に大変なことなのだそうだ。
生計を立てるためには一定の収穫を出さなければならないから仕方がない。
自宅消費分のみ農薬をかけずに別に育てている、という農家の話はよく聞く。

+++
なんであれ、今回の餃子事件はアウトだと思う。
相対的な問題を超えている。
そもそも残留農薬じゃなくて、殺虫剤混入らしい。「残留」じゃなくて「混入」だったら問題自体が違うし。
カップラーメン食べて死んだ雲南の子供の事件とむしろ同じ問題だよね。

ただ、日本で大騒ぎしているこの話題を中国に住んでいる中国人はどんな風に考えているのだろう、と思ったとき、日本茶のケースで気持ちをシュミレートしてみただけ。
日本から見たら、中国にいる中国人は毒まみれで「よく生きてるな」って感じだろうけど、そうでもないよ、ってこと。
中国にいる日本人もね。

でも、実際のところ、日本にいる時より食に対して敏感になっているのは確か。
日本では買わない有機野菜とか選んで買ってるもんね。

080131_01.jpg
うちの冷凍庫に入っていた冷凍餃子を点検してみた。上海ニチレイのものだった。


080131_03.jpg
春節屋。こういうの見ると、テンション上がる。


080131_02.jpg


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コメント

お察しの通り、冷凍餃子問題、報道されまくりですよ~。

でも私は「なぜ餃子と表記せず新聞・テレビともギョーザと表記するのか」のほうが気になって仕方ないです。ギョウザでもなくギョーザ。
そんなこと大きな声で言えない雰囲気ですけどね、日本は。

「中国産はもう食べません!」なんて言ったって、今の日本じゃ無理な話だし、日本国内でだって選んで買ってた老舗料亭のお惣菜が賞味期限偽装してたりするんだから、キイキイしても仕方ないのになーと心の中で思って、ニュースも上の空で聞き流している私。まあ、今回は本当に中毒症状おこした方がいらっしゃるので、センセーショナルにならざるをえないかも。

個人的にはオリンピックにしても今回のことにしろ、中国に対して過剰反応しすぎると感じてます。

v-276Pingaさん
コメントありがとうございます!

「ギョーザ」の表記件、横で相棒から回答らしきものが出されています。曰く、「餃子」という感じが常用漢字でないから、ということみたいです。常用漢字でないと、平仮名やカタカナ表記されるみたいです。

まさか・・・と思うけど、もしこれが犯罪ってことだったとしたらどうするんでしょうね。
昔、サリン事件のとき、最初一般人が疑われていて、報道でも「彼に違いない!」みたいな感じになっていたことを思い出します。
今の段階では中国ではこの件報道がほぼ無いですけど、もし工場の過失じゃなくて、日本国内の犯罪だったとしたら、ものすごい報復報道仕掛けてくると思いますよ。それが怖い・・・

常用漢字かどうかなのですねー。なるほど~。
ありがとうございます。
袋に穴があったとかなかったとか、当初とは報道の方向性が何となく微妙になってきている模様です。
今日は東京は雪・雪・雪ですよー。

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毎日「餃子」

ネットサーフィンしてたらこんなブログ見つけました週刊中国的生活少数民族周辺の貧困・教育の問題を実況中継!中国モノ・雑貨情報☆旅...

  • [2008/02/04 23:19]
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  • 小さな番犬 |
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