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中国の国家プロジェクト・孔子学院 

  きのう、「きょうのニュース」の特集を見て初めて知りました。孔子学院。

 食えなくなって迷いに迷って大好きだった日本語教師を辞めて転職をした身としては、「う~~~~ん・・中国、上手い・・・!」とうならざるを得ませんでした。こういう事業の展開方法は賛否両論あることはわかりますが、でも、上手い!日本はやっぱ、おっとりしているというか、戦略的じゃないですね。「負けてる・・・」と思わざるを得ませんでした。

 孔子学院というのは、簡単に言っちゃうと中国が国家プロジェクトとして展開している中国語の学校です。これがただの語学学校と違うのは、大学と提携し、キャンパスの中に孔子学院を設立し、中国人中国語教師を派遣している、という点です。番組ではこれから孔子学院をキャンパス内に誘致しようとしている大学の担当者のコメントも出ていました。曰く、国家からの派遣教師なので安心できるし、費用が折半なのも助かる、と。孔子学院側としては場所が確保できるというメリットがあり、WinWinな関係なわけです。(試しに「孔子学院」でググってみてください。「○○大学孔子学院」っていろんな大学の孔子学院がズラ~~~っとヒットします)。


 孔子学院は中国語だけでなく中国の経済・文化等の講座を開いているらしく、大学側も少子化対策で社会人学習者を取り込まなくてはならない中、「アジアの大国 中国」は社会人やリタイアしたおじ様を取り込むのに格好の講座のようです 。

 この孔子学院、どんだけ戦略的にやっているかというと、2004年11月にソウルに第1校がオープンしてから今年3月までに52カ国140校を作った、というんですよ!

単純計算で、1ヶ月に4.8校が世界のどこかで開校しているってことです。アメリカでは既に日本語教育が孔子学院を中心とした中国語教育に脅かされているとか。そりゃそうですよ。日本語教育なんて、こんな風に戦略的展開はまったくされていないんですから・・・。(番組内でも国際交流基金の方の「このままじゃ中国語に負けちゃうよ」的なコメントが出ていました)

 

《中国の文化産業を世界へ》


 

《孔子学院、年内にも200ヶ所に到達》


 

 自分が日本語教師だったからわかるんですけど、この仕事、日本ではまず儲からない。という以前に生活が成り立たない。しかも有資格者はゴマンとおり、それに伴い高学歴化しているので、修士必須で採用されても月給15万ももらえない、なんてザラ(もちろんボーナスなんて無し!)。こんなに学歴を要求されて、給料が低い業界も珍しいと思います。

 

 なので、海外がフィールドになる。でも、日本には孔子学院の様な国営の日本語学校はありませんから、現地の大学に直接個人契約で雇ってもらうとか、日本の私立の日本語学校から派遣されていくとか、まぁ、個人ベースで働きますが、給料も一般的には現地ベース。現地市民よりは高いかもしれませんけど、貯金をしたり、それで(日本人の)家族を養ったりなどは普通は無理。独身者が日本語教師の経歴を稼ぐために海外で経験を積む、というのが一般的でしょう。

 

 日本で政府ベースの派遣というと、青年海外協力隊の日本語教師か、国際交流基金の日本語専門家派遣ぐらいじゃないでしょうか。協力隊はボランティアだから現地ベースの生活費しかもらえないし、基金の専門家は「専門家」だから誰でもなれるわけじゃないしね。数もそれほど多くないし、戦略的、というほどの展開もしていない。各国の日本語教育を援助しますよ、といったスタンスだと思います。

 

 じゃ、中国人中国語教師のレベルはどんなもんじゃい?ってことになるんですけど、今、中国は大学生が職がなくてあぶれているのが現状。日本以上の高学歴社会になってますから、まず大卒なんてゴロゴロいる。(そもそも人口が多いからね)

 わたしが留学した当初は中国語教師なんていう職業はないから、先生もちょっと学がある人が外国人に教えている、って感じで、メソッドも何もなかった。でも、最近の中国人中国語教師のレベルはめちゃくちゃ高いと思います。ときどき地球村(←中国語の語学学校)で授業を受けてるんですけど、教え方が上手い(先生が多い・・・)!韓国人・日本人、国籍別に指導もできる。いまや中国にも中国語教育の資格講座のようなものがあるらしく、中国国内の語学学校でも「当校の教師は中国語教育の資格を持っています」というようなことが書いてある。中国国内で有り余っている優秀な人材が「国家プロジェクト」として海外へ輸出されているんだな。(待遇はわかりませんけど、日本やアメリカなど経済的に中国より強い国へターゲットを絞って戦略的に派遣しているようなので悪くはないでしょうし、ステイタスにもなりますしね)

 

《世界で中国語学習ブーム、中国語教師が人気職種に》


 

 一方、日本では志高く日本語教師になっても、仕事が終わってから学生に見つからないようにコンビニでバイトしないと暮らしていけないのが現状。

 
いくらこの仕事が好きでも経済的に行きつまり、30歳を過ぎても続けていけるのは日本国内の大学に職を見つけた一握りの人だけです。(あとはもう経済性は捨てて「ロマン」で続けていくかのどちらか)

 

 こうやって見ていると、日本は文化外交が本当~~~~~に下手だな、って思いますね。



 アニメや漫画の保護政策も採らないし、日本語の(人材も含めた)積極的な輸出も考えない。将来の親日家育成のための留学生への優遇措置も採っていない。

(留学生100万人計画なんてものもあるようですけど、数は関係ないですよね。いまや中国では中国の大学に行けなかったら日本の大学に行け、と言われるぐらい、正直日本の大学はナメられています。中国の受験に失敗したお金持ちの子が留学に来ているのが現状でしょう。そうじゃなくて、もう少し20年先を見据えた留学生誘致を戦略的に行うべきだと思いますね。アメリカみたいに。)


 

 中国みたいな国を見ていると、「日本、ノホホンとしすぎ!」って思ってしまいますね。

 

 いやぁ。孔子学院、恐るべし!です。


 


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コメント

私もみましたよ、そのニュース!

実は四川大学で勉強してた時、「孔子学院」のことを耳にしたことはあったのですが、「国家プロジェクト」とは知りませんでした。

私も、ともこさん同様うなりました。
本当に戦略的で賢いやり方。
中国は急速な発展でいろんな問題を抱えてるとはいえ(問題がない国はないだろうけど)、指導者は、総じて国の将来に貢献する仕事をしていると思います。(特に外交)

コメントありがとうございます!
そうなんですよね。問題の無い国なんてないし、事業の展開方法について100%誰もが賛同する方法なんてものもないですよね。
番組の中でもドイツのゲーテ・インスティテュートの担当者が国家政策として展開すると、誠治と切り離して活動できない、という反論も出ていましたけど、でも、日本よりは積極展開で国の「意思」を強く感じますね。
やっぱり外交では一枚上手だな、と思いますよね・・・。

北陸大学でも孔子学院やってたような・・・。

  • [2007/05/17 21:05]
  • URL |
  • スレッジ ハンマー
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

スレッジハンマーさん、ようこそv-352
すごい勢いで進出しているみたいですね・・・!

こんばんは。
通りすがりもものですが・・

実は私、去年から孔子学園で中国語学んでます。
半年20しゅい回の授業で教材込み4万円もしないのって安いしねー
ただ年齢が高めですよー
趣味的に習ってる人が殆どです。

>あきさん
コメントありがとうございます!
まさに孔子学院で学んでいる方からのコメント!
嬉しいですv-290
孔子学院、安いんですね~。それは強そうだなぁ。
中国関連って、全体的に年齢高めなんですよね・・・観光客も・・・^^;

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  • [2009/04/16 23:03]
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