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茶館リストランテ《千年茶館》@白金台 

一時帰国時に毎度GT(ガールズトーク)のために集まって頂いている広東少女さんとCGKさん。

今回の会場は、白金台の中国茶館でイタリアンやフレンチが頂けるというレストラン。

「白金台の茶館リストランテ?むっちゃセレブですやん。」

とビビルわたし。

白金台と言ったら、プラチナ通り(←プラチナ通りって!!!)を三浦りさ子風なシロガネーゼ(←死語?)が闊歩している街、というイメージしかない。

しかし、お値段をお聞きしたら・・・ディナーだとコースで2500円と3800円とのこと。
あれ?!意外と普通、というか、“白金台”の“中国茶館リストランテ”という条件から考えると、むしろ安い?

じゃー是非そこで。

ってことで、ほぼ初めて的に、白金台に足を踏み入れてみた。

@@@

100204_sennen(2).jpg 

100204_sennen(3).jpg
ビルではなく、なんと一軒家!
長いアプローチの先には、シーサーがお出迎え。

100204_sennen(4).jpg 
小さな池に橋がかかっており、「茶神」様がいらっしゃる。

この茶神様、タイっぽいなぁ・・・と思っていたら、やはりご出身はタイとのこと。

シーサーが守る門をくぐった先に、タイの茶神。
そして、木の扉をあけると・・・台湾茶館。

むむむ・・・!

1階は大人数で座れる席になっており、2階はテーブル席が3つと、カウンター席。

100204_sennen(12).jpg 

メニューはコースとアラカルトの両方があって、コースの場合・・・

パスタコース(2500円);前菜+パスタ+デザート+東方美人茶

シェフコース(3800円);前菜2品+パスタ+メイン+デザート+東方美人茶

お腹も空いていたし、お料理の内容も気になったので、3人ともシェフコースをオーダー。

@@@

100204_sennen(5).jpg 
前菜1
生ハム、鴨のハム、サラミ等の盛り合わせ

100204_sennen(6).jpg
前菜2
おしゃべりしながら食べていたので詳細忘れた・・・
たしか、左が魚の竜田揚げ風で、右が茹で豚肉だった気がする・・・。

100204_sennen(7).jpg
大豆の冷たいスープ
豆乳では無くて、大豆のスープ。
お店のお客様のところで採れた大豆を使っているのだとか。
大豆の風合いがしっかりと感じられて、美味しかった。

*自家製マントウ(オーブンで焼いたもの)も出てきた。
普通のマントウとオリーブの実入りイタリアンマントウの2種。
マントウをオーブンで焼いても美味しいんだな、と新たな発見。
(写真は無し・・・)

100204_sennen(8).jpg
パスタ2種

*このあと、メインとして魚or肉が選べたので、魚をセレクト。
鱸のソテーにあさりのソースがかかっていて、とても美味しかった。
おしゃべりに熱中して、写真を忘れた。

100204_sennen(9).jpg 
台湾烏龍茶
東方美人

最初の1杯は聞香杯に入って出てくる。
ポットに茶葉もたっぷり入っており、時折お湯を足してくれるので、何杯でも飲めるのが嬉しい。

100204_sennen(10).jpg 
デザート1
杏仁豆腐
ゆるめのムースぐらいの硬さで、とろりとしていて美味しかった。

100204_sennen(11).jpg
デザート2
牛乳プリン+アイスクリームのハチミツかけ
(だったと思う)

@@@

結構なボリュームで、大食いのわたしも量的にも大満足!

お味も良かった。

比較で言うと、世田谷の看板も出ていない、予約でしか入れない隠れ家フレンチの、凝りまくっているかわりに、「エイヤっ!」という気合が必要なお値段のお店のお料理と比べると、比較的凝ってはいないが、お値段を考えると充分なお味。
メインの魚にかかっていたあさりのソースなど、とても美味しかった。
これで、料理がフレンチの鉄人坂井(←古いって!)が作るような凝りまくっている代わりに、お値段が倍になったりしたら、わたしは今後行けなくなってしまうので、今のバランスでとても良いと思う。

最後の東方美人茶もとても美味しかった。

ただ、今回の3名は一応高級茶芸師なもので、茶葉をつけっぱなしでサーブする方法が気になった。
美味しい茶葉なので、勿体ないのではないか?と・・・。

ここに以前ランチで来たことがある広東少女さんが、実はその時にお店の方に東方美人のサーブの仕方について、お聞きしたことがあるとのこと。
お店の方のお話では、とても良い茶葉を使っているので、お湯に浸しっぱなしにしても苦くはならないので大丈夫、とのことであった。

確かにクオリティーの高い茶葉だと思うし、実際苦みは出ていなかったが、一煎ずつ丁寧に淹れれば、もっと美味しくなるお茶なので、勿体ない・・・と思うのだけど、お客さんはみんな中国茶の淹れ方を知っているわけではないので、おしゃべりをしながらお茶を飲むには、この方法が一番面倒くさくなく、良い方法なのだろう。

「お茶も出す場所によって、妥協というか、工夫も必要なんだね。」

という結論に至った。

シェフの方は2人いらっしゃって、御兄弟とのこと。
お兄様のほうがイタリア料理を、弟さんの方がフランス料理を担当されているらしい。

お二人ともとても気さくな方で、そのお人柄が表れてか、お店もとてもリラックスできる雰囲気。

このお店、ランチはランチパスタコース(1200円)、ランチシェフコース(1800円)と更にリーズナブルなので、今後帰国の際には利用させていただこうと思う。

東京にも、こういう素敵で良心的なお店があるんだなぁ・・・。

@@@

《千年茶館》

港区白金台5-13-14

ph;03-5447-1200

ランチ;12:00~15:00
ディナー;18:00~23:00

定休日;日・月
http://www.1000nen.com/

100204_sennen(13).jpg

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黒茶番外編@日本の黒茶 

黒茶番外編として、日本の黒茶も御紹介。

◆過去の黒茶関連記事;
湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(壱) 
湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(弐)  

と言っても、わたしもまだ飲んだことが無いんだけど。

高知の碁石茶と富山のバタバタ茶がそれ。

《高知の碁石茶》

これも発酵茶であるが、碁石茶は乳酸菌発酵をさせる点が中国の黒茶とは異なっている。

乳酸菌発酵で酸っぱい味がするため、茶として飲むよりも、茶粥にして食べる方が一般的であるようである。

碁石茶について 
 

茶葉やせっけんの通販もしているらしい。

《富山のバタバタ茶》

バタバタ茶は、朝日黒茶と呼ばれるお茶をわかし、「五郎八(ごろはち)」と呼ばれる茶碗に茶汁と塩を一つまみいれ、3年ものの「ちしまざさ」とよばれるすす竹で作られた長さ15センチの茶せんを2本組あわせた「夫婦(めおと)茶せん」で振り茶により点てられるお茶です。


黒茶は、木綿袋に入れて1時間程煮出して使われますが、まさに黒茶風味のお茶です。茶せんであわ立てることで、味わいがまろやかになる飲み易くなるのですが、さらに、茶せんを振り続けると大きい泡がだんだん細かく白くこんもりと盛り上がってきて、まるで沖縄のブクブク茶のようになります。

All Aboutより

富山のバタバタ茶は沖縄のブクブク茶に似ている・・・って言われても・・・?!
要は、茶せんをバタバタさせるので、「バタバタ茶」なのだそうだ。

この、朝日黒茶というのは、中国の黒茶と似ているそうなので、碁石茶より飲みやすそうである。 

両方とも、機会があったら飲んでみたいと思う。

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湖南省中国茶放浪記(四)@不老長寿の「棗ドリンク」 

《湖南省中国茶放浪記》、まだまだ続くよ。

湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(壱) 
湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(弐)  
湖南省中国茶放浪記(参)@三国志のロマン「擂茶」

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湖南のスーパーでこんなドリンクも発見。  

0912_hunan(4).jpg
 阿胶入り ナツメ茶

「漢波」と言えば、北京ではドライナツメを売っているメーカーだけど(わたしはここのが一番美味しいと思う)、飲み物は見たことが無い。
これは、中にペースト状のナツメが入っていて、お湯で溶いて飲む。

ナツメは中国では、

一日三顆棗 百歳不顕老
(1日に3粒のナツメを食べれば 百歳になっても老けない)

と言われているほど漢方的にも身体に良い食べ物で、特に女性に良いとされている。

阿胶[e1jiao1]はロバの皮(!)を煮詰めた漢方薬で、これも補血作用があり、女性に良いとされている。
なので、“阿胶棗”として合体して売られていることが多い。(スーパーでもそういう棗のお菓子は売っている)

このナツメドリンク、美味しかったので、北京でも売って欲しい。

0912_zaocha.jpg 
お湯で溶いたものに、サンザシとクコの実を入れて飲んでいる。
サンザシはビタミンが豊富で、健胃効果がある。
クコの実は、『本草綱目』には、長寿の妙薬と書かれている。

0912_zaocha (2) 
KFCの冬のドリンクで、似たようなものがあったので、真似をしてみたのだ。
 

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湖南省中国茶放浪記(参)@三国志のロマン「擂茶」 

《湖南省中国茶放浪記》、終わったと思ったら、大間違い。
まだまだ続くよ。

湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(壱) 
湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(弐)  

湖南省の省都・長沙の空港で、こんなものを発見。

+++

0912_hunan(1).jpg
擂茶[らいちゃ;lei2cha2]

パッケージの後ろに書いてあった説明によると・・・

擂茶は秦・三国時代が始めとされる。関羽の屯兵が桃花江畔の戦いを行っていた際、多くの兵士が疫病を患った。
そこで、地元の名医が秘伝の擂茶を献上したところ、疫病が治った。

という歴史がある飲み物で、その後、中国全土には広まらず、福建、広東、台湾の客家と、湖南省の武陵(世界遺産の張家界があるところ)の土家族の中に残った。

擂茶には様々な種類があるが、「生米」「生生姜」「生茶」を擂り鉢ですり潰し、お湯を注いだものが基本形。

農作業をしているときに、簡単に栄養が取れるということで広まった、ということから、ここからはわたしの推測なのだけど、客家や土家族の間に残った、というのは、彼らが平地ではなくて山の奥に住んでいるからなんじゃないか、と思っている。

湖南省も擂茶の残っている地域の一つだと言われているが、街中のスーパーの中の「湖南省物産コーナー」ではこの商品は見なかった。
張家界まで行けばあるのかもしれないが、長沙あたりだと擂茶は観光資源としてあまり注目されていないようである。

以前北京で食べた湖南料理に「鳳凰擂茄子(feng4huang2 lei2 qie2zi)」という、茄子・ニンニクを擂り鉢ですり潰して食べる料理があったのだけど、この擂り鉢を料理に使うのって、土家族料理の特徴かな、なんて思ったり。

空港には、甘いタイプと塩味タイプの擂茶があった。
わたしは、モンゴル族やウィグル族、チベット族が出してくれるしょっぱいミルクティーがイマイチ苦手なので、擂茶も甘い方を買った。(ミルクティーは、“これが甘かったら・・・”といつも思う。彼らの生活のためには塩が必要だったということはわかるんだけど。)

0912_hunan_leicha (2) 0912_hunan_leicha (3)
左;こんなパックに入っている。12個入りで30元ぐらいだったかな?

0912_hunan_leicha.jpg  
お湯を注いだところ。

中に入っているものとしては、

優質茶葉、ピーナッツ、ゴマ、萌米、大豆、生姜、白砂糖等

と書かれていたけど、お湯を注いだ感触が、北京の廟会などでよく売られている“杏仁茶”の感じに良く似ている。
つまり、片栗粉でとろみをつけた感触。
熱湯を注いだ瞬間、一瞬、透明になるのだ。

これって、現代中国人の好きな食感なのかもしれないけど、勘だけど伝統的ではない気がする。
お茶の味は殆どしない。

台湾に行くと、擂茶を飲ませてくれるお茶屋さんがあるらしいので、いつか機会があったら客家系・福建系の擂茶を飲んでみたいと思う。

日本にも擂茶のお茶屋さんがあるそうです。@奈良

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湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(弐)  

湖南省に行くことになったわたし。

仕事(←お茶とは関係のない)のあと、ホテルを抜け出し、タクシーを飛ばして町のお茶城に向かう・・・

湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(壱) 

@@@

「黒磚」の次に見せてもらったのは「茯磚[fu2zhuan1]」。

このお茶もマニアックで、前述のような歴史を知らないと、ただのゴミに見えかねない、非常に危険なお茶である。

0912_hunan(12).jpg 

0912_hunan(13).jpg
やばいっしょ?

「茯磚」は1860年前後に湖南省で生産され始め、夏の三伏の期間(夏至のあとの第3の庚の日が“初伏”、第4の庚の日が“中伏”、立秋後の最初の庚の日が“末伏”であり、暑さの一番厳しい期間)に加工されるため、“伏茶”とも呼ばれた。

*あれ?“三伏”って聞いたことある・・・というアナタ!
そうです!以前餃子の件でこの言葉、登場しています!
詳細は、過去記事へ・・・。→
《鑫鑫愉園餃子館》:「伏天」で餃子を食べるの巻 

写真の「茯磚」は、湖南ではなく、四川省で、なんと!!!1979年に作られた茯磚なのである。

30年ものの黒茶。

(ここだけの話ですが)現金では足りず、銀聯カード使って買いました・・・(←相棒には秘密ね・・・)

でも、これ、もしプーアルだったら、わたしの経済力では買えないっす。
つか、市場に出ていないはず。

いや、当然これもニセモノという考え方もあるよ。

でも、わたしは冷静に考えてみて、買う決心をした。

その理由は・・・

1.マニアックな黒茶で嘘をついても仕方が無い。(しかも、住んでいる人しか来ないような、観光地でも何でもない田舎町のお茶屋だよ。このお茶を買う時点では、店の人もわたしのことを“広東人”だと思っていたぐらい。)

2.このお茶屋さんで1時間半茶を飲みながら話をして、客を騙すような人では無い、と判断した。(本当のお茶屋さんには、悪い人はいない、というのがわたしの持論。良質のお茶を扱うお茶屋さんで、今までに嫌な感じの人に会ったことが無い)

3.年代の浅い茯磚と飲み比べさせてもらったが、味が全然違って、コクがあって美味しかった。

4.もし騙されていたら、それは授業料。

茯磚の特徴は、「金花[jin1hua1]」と呼ばれるカビにある。

お茶一面に菌の胞子が生えていて、これの発生具合や菌の大きさにより、お茶の価値が決まるのだ。 

0912_hunan(14).jpg
見えるかな?
黄色っぽい点々が「金花」

この菌の香りを「菌花香[jun1hua1xiang1]」と呼び、ウィグル族はこの香りを好むのだそうだ。

気持ち悪いって思う?いや、ブルーチーズなんかと一緒だと思うんだけど。
松茸の香りも“菌”っぽいよね。それと同じだと思う。

ただ、飲むときはやはり菌が気になるので、3回ほどしっかりと“洗茶”をしてから淹れる。

黒茶は年を経れば減るほど価値が出るし、菌を使うことで味を深めるということを考えると、ワインやチーズに置き換えて考えてみると、価値の付け方がわかりやすいと思う。

0912_hunan(6).jpg 0912_hunan(8).jpg
左;湖南省安化県の茯磚 1996年製造のもの。
右;湖南省安化県の茯磚 2008年製造のもの。
これも、7~8年後に飲んでみようと思う。

@@@

もう一種類買ったのが、四川省の黒茶である“蔵茶[zang4cha2]”。
(“蔵茶”の種類の中に、康磚[kang1zhuan1]”〈穀雨に摘採されて作られた緊圧茶〉と“金尖[jin1jian1]”〈立夏に摘採されて作られた緊圧茶〉がある)
字の如く、チベットに出荷するための黒茶である。
湖南のお茶ではないが、黒茶専門店なので取り扱っていたのだ。

0912_hunan(23).jpg 
四川省からそのまんま運ばれてきた状態の蔵茶。
ものすごい迫力!

0912_hunan(22).jpg
チベットに運ばれるものだったので、
チベット風の絵が側面に描かれている。

0912_hunan(21).jpg
竹籠の外を包んでいるのはヤクの皮。
毛が・・・。

0912_hunan(15).jpg
蔵茶の康磚
250gのブロック2つで1セット。
500gのセットが1つずつ黄色い紙で包まれ、
それが20セット(10kg)で竹籠1つ分になる。

 0912_hunan(16).jpg
こんな袋に入れてくれた。
実際は、買ったお茶は80年代製造のもの。

蔵茶も、チベットでバター茶にするためのお茶なので、プーアル茶のように洗練された味ではないため、市場原理が働くと、これを製造する工場が無くなってしまう。
そのため、政府は昔からの黒茶の産地25か所の工場を辺茶工場に指定し、収入の低い辺境の民族が昔ながらの黒茶を飲めるように管理しているという。

@@@

次に買ったのが、このお茶。

0912_hunan(19).jpg
安化天尖[an1hua4tian1jian1]
黒茶の散茶という感じのお茶。

 0912_hunan(20).jpg
2007年の茶葉のもの。
細長い箱の中に、タバコの箱大の小箱が4つ入っている。
長沙の空港で同じようなお茶が4倍の値段で売られていた。

@@@

そして、これ。

ここまで来ると、もはやコレクターズアイテム。

0912_hunan(17).jpg
安化黒茶の餅茶

「プーアル以外の黒茶の餅茶なんて見たことが無い!」

と言ったら、

「そりゃそうだ。去年初めて作ったんだから。」

との一言で、茶萌え心に火が付いた。

※黒茶の餅茶って言ったら、プーアル茶と同じじゃん?と思うかもしれないが、プーアルの餅茶も「黒茶の餅茶」なので、本質的には一緒。
でも、国の規定でプーアルの指定地域で作られた黒茶しか「プーアル茶」とは呼べないことになっている。

 0912_hunan(18).jpg
限定 3000餅
シリアルナンバー付き
茶葉は2007年のもの。

そういえば、今年のお茶博覧会でも入口付近にどどーんと場所を取っていたのは安化の黒茶屋。
北京のお茶市場でも、安化の黒茶専門店が数店店を出し始めた。

プーアル茶ブームの終わりを見て、次は“安化黒茶”の時代を狙っているのかもしれない。

来るか?!安化黒茶ブーム?!

@@@

湖南のお茶は、他に「青磚[qing1zhuan1]」というものがあるのだが、これはこのお店ではビンテージもので、1個2kgのしかなかったので、購入は断念。

以上のお茶を、モノによっては2個購入。

ほぼ全て緊圧茶であるため、量はそれほどでもないのだけど、どえらく重い。

以後、仕事の移動で歩いたのだが、このお茶のせいで、右手が腱鞘炎になった。

お茶っ葉で腱鞘炎て・・・。

いにしえの茶馬古道に思いを寄せて、自分もその苦労の一端を体験してしまったようである。

@@@

帰宅後。

相棒がお茶の値段を聞いてきたが答えなかったところ、質問を変えてきた。

相棒;「それ、どれぐらいの期間で飲むお茶なわけ?」

わたし;「一生。」

この黒茶、たぶん一生分ぐらいはあると思います。 (毎日飲むわけじゃないので。茶馬古道に思いを馳せた時にだけ、飲む予定。)

腱鞘炎にもなるわけだ。

+++

中国黒茶の説明は、以下の書籍を参照しました。 
 


日本語で書かれた黒茶関連書籍としては、唯一の本だと思います。
科学的であり、良書です。

 1年365日、プーアール三昧

↑画像がありませんが、2009年9月30日に発行された、最新のプーアル茶本です 

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湖南省中国茶放浪記@浪漫的黒茶篇(壱) 

上海放浪記に続き、湖南省篇。

上海放浪記 其之壱 《滄浪亭》 
上海放浪記 其之弐;新天地+《許留山》  
上海放浪記 其之参;《佳家湯包》&大寧国際茶城 
上海放浪記 其之四;泰康路/田子坊 

ちょこっと湖南省へ行き、そこで黒茶をゲットした。

順番に話をすると、中国茶は発酵度合いによって6種類の分類される。

緑茶/黄茶/白茶/青茶/紅茶/黒茶

“発酵”という言葉を中国茶の世界では良く使うが、微生物発酵を行っているのは“黒茶”だけで、他の5種類のお茶は、酸化酵素や加水分酵素などの内生酵素の作用を指して“発酵”と呼んでいるものであり、正確な意味で“発酵”させているお茶は、先に述べた“黒茶”だけである。

つまり、黒茶は微生物発酵をさせた発酵食品の一種と考えても良く、その作用が健康の維持に非常に有効である。

我々が良く知っているプーアル茶も黒茶の一種なので、プーアル茶がダイエットに良いとか、健康の維持に良い、と言われているのも、全て黒茶の特徴である。

6種類ある内で、わたしが個人的に最も難しい、と思っているのは青茶(烏龍茶)と黒茶で、青茶は製造工程が複雑で、味にもバラエティーがあり、一つ一つ歴史や物語があるので、「青茶をわかる」というのはとても深いことだと思っている。

もうひとつ難しいお茶が、この黒茶だと思う。

黒茶も実は非常に種類が多く、プーアル茶だけでも極めるのに一生かかりそうなボリュームだ。
プーアルブームのせいでニセモノも多く出回っており、その鑑定も「お宝鑑定団」並みの鑑定知識が必要だ。

そして、黒茶はともてロマンティックなお茶だと思うのだ。

中国茶好きな方なら“茶馬古道”という言葉を聞いたことがあると思うが(雲南料理レストランの名前にもなっている)、これは言ってみればお茶のシルクロードのこと。

西暦700年代には、四川省などで作ったお茶を、野菜が摂取できない辺境地域(モンゴル、新疆、チベットなど)の馬と交換する“茶馬交易”が開始されている。
この時期にお茶処から辺境に、何カ月もかけて運ばれたお茶が黒茶なのだ。

他の5種類のお茶が“散茶”と呼ばれる茶葉の状態なのに対し、黒茶には圧縮した“緊圧茶[jin3ya1cha2]”が多いのも、できるだけ多くの茶葉を遠くまで効率良く運ぶための知恵なのである。

茶馬古道は大きなものは2つあり、1つ目のルートは、雲南省の普洱(プーアル)から出発し、大理・麗江・中甸(現シャングリラ)を経てチベットに入るルート。(滇蔵茶馬古道)
2つ目は、四川省の雅安から出発し、康定を経てチベットに入り、更にネパール、インド、ブータン、ミャンマーに至るルートである。(川蔵茶馬古道)
他にも、四川省から青海省、甘粛省など北に向かうルートもあったようである。

“緊圧茶”の起源は四川省であるが、16世紀ごろ、湖南省で黒茶を早く作る技術が完成したことと、四川省産の茶葉が需要に追い付かなくなったことから、湖南省産の“緊圧茶”が多く作られるようになった。
その後、清代になると、四川省産のお茶は主にチベットと四川省内のチベット族に出荷され、湖南省産のお茶は甘粛省、青海省、新疆ウィグル族自治区、陝西省などの西北地域に出荷されるようになる。(その後、ロシアへの出荷が増える)

これが、湖南省で黒茶が作られるようになった歴史である。

@@@

しかし、プーアル茶=雲南省、というイメージはあるが、湖南省=お茶処、というイメージは一般的にはあまりないと思う。

これは、湖南省で作られている黒茶が辺境地域や国外(主にロシア)で消費されるお茶であることが大きい。

辺境地域で飲まれるお茶は、生きていくための必需品のお茶である。
新鮮な野菜の摂取が難しかった辺境地域では、お茶を飲むことでビタミンの補給をしていたため、茶は一日中飲むものであった。
そのお茶も、バター茶などに加工して飲むため、茶葉そものもは新芽などの繊細なものではなく、茎や大きな葉がごろんごろん入った、粗いもので良かったのだ。

こういうお茶は、現代の我々が有難がって飲む明前(清明節前)の龍井や碧螺春などとは対極にあるお茶なので、都市の漢族が買いに来るようなお茶市場では取り扱われていることは殆どないし、現代の都市生活者が飲んで美味しいと思えるような繊細な味でも外見でもない。

本当に、生きていくための生活必需品としてのお茶なのだ。

当時、どれぐらいお茶が貴重だったかというと、宋代の茶馬交易では、上等の馬1頭で茶葉200~250kg、下等の馬で茶葉100~140kgの茶葉と交換され、多い時期で年間1万5000~2万頭の馬が交換されたという。
交易市場まで、辺境の地から片道半年以上かかる場所もあり、1つの荷駄隊には商人・馬丁・飯炊き・警備員など数百人から数千人にのぼるものもあったという。

お茶を手に入れるために、これだけのことをする。

これらの人々が歩いた道が“茶馬古道”。

スゴイ浪漫チックじゃありませんか?

この“茶馬古道”の主役が黒茶なのである。

偶然にも湖南省に行くことになったわたしは、このチャンスに何としてもロマンティック街道の主役たる黒茶を手に入れたいと思ったのである。

@@@

湖南省のとある地方都市に仕事で行くことになったわたしは、仕事が終わったあと、急いで昼間に見つけたその町のお茶城にタクシーを飛ばした。

しかし、湖南は黒茶の産地とは言っても、現代の漢族が飲んでいるわけではないので、普通のお茶城で取り扱っているのか不安はあったが、ここは行ってみるしかない。

夜だったこともあり、茶城に入ってみると閉まっている店が半分、開いている店でも取り扱っているのは鉄観音や緑茶ばかり。やはり無いか・・・と、2階に上がってみると・・・

あった~~~~~!看板に大きく、“黒茶専門店”と書かれている。

やったーーーーー!

店に入ると、うっほっほ~~~♪
北京では見たことが無いようなマニアックな黒茶が陳列されている。

0912_hunan(25).jpg 
1960年代製造の黒茶もあった。非売品。

0912_hunan(24).jpg 
遠くまで運ぶため、昔のお茶は1個が大きくて重い。(1個2kg)

湖南省で作られる黒茶は主に4種類。

まず、「黒磚[hei1zhuan1]」。
湖南省安化県で作られている。

0912_hunan(7).jpg 
1996年製造の黒磚茶

0912_hunan(9).jpg
湖南省安化県小淹鎮白沙社区製造の黒
2008年製。
7~8年熟成させたら美味しくなるとのこと。
これ、1個1.6kg。
右上の緑のマークが気に入っている。

 0912_hunan(10).jpg
主に内蒙古に出荷するため、裏にはモンゴル語が書かれている。

0912_hunan(11).jpg 
磚の特徴として、圧縮したお茶に模様が押されているんだよね。
これがまた、面白い。

+++

コレクター心をくすぐるこのお店!

やばい・・・やばすぐる!!!

この後、続々とコレクターズアイテム登場!

※アップで写しているお茶は、全て購入したお茶。

続きは次回♪

+++

お茶の説明は、以下の書籍を参照しました。 


日本語で書かれた黒茶関連書籍としては、唯一の本だと思います。
科学的であり、良書です。

 1年365日、プーアール三昧

↑画像がありませんが、2009年9月30日に発行された、最新のプーアル茶本です

 

 

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上海放浪記 其之参;《佳家湯包》&大寧国際茶城 

上海滞在二日目。

091201_sh(1).jpg 
晴天!

朝ご飯は、“蟹粉湯包(蟹ミソ入り小龍包)”を食べに、黄河路の《佳家湯包》へ。

091201_sh(7).jpg   

091201_sh(3).jpg 
蟹粉湯包 19.5元
小皿も一緒に蒸されて入ってくる。

091201_sh(4).jpg
お♪
蟹ミソたっぷり☆

お味の方は・・・。

う~ん・・・思ったほど蟹ミソの感動は・・・。
包子の皮の味も、可も無く不可もなく・・・。
モッチリとした杭州包子に慣れた舌には、皮の食感がちょっと物足りなかったかな。
若干蟹ミソが生臭い感じもして(本当に少しだけど)、思ったほどの感動が無かったのは残念。

091201_sh(2).jpg 
一緒に頼んだ紫菜蛋皮湯(海苔と錦糸卵スープ) 2元

091201_sh(5).jpg
レトロな模様の器が可愛い♪

091201_sh(6).jpg

店に入ったのが9時ごろだったのだけど、食べ終わる頃には既に店先に行列ができ始めていた。(みんな中国の人たち)

黄河路の場合、この店の向かい側には焼き小龍包で有名な《小楊生煎館》がある。
ここは前回テイクアウトで食べたけど、噂通りの美味しさだった。
どちらかというと、わたしは《小楊生煎館》の方に軍配をあげたい。

091201_sh(8).jpg 

@@@

腹ごなしも済んだので、本日最初の目的地・大寧国際茶城へ。

091201_sh(9).jpg 
茶城の前には、陸羽像が。
茶城は思ったより小さい・・・。(北京の茶城が大きすぎ?!)

お茶城は目的も決めずに入ってしまうと、結局何も収穫も無く出てきてしまいがちであることから、今回はこの中にある一軒のお茶屋さんにターゲットを決めて訪問してみることにした。
あまり時間も無いので、もし時間が余ったら他の店も見てみることにする。

091201_sh(21).jpg 
城の中はこんな感じ。
土地柄、緑茶の店が多い。
他はプーアル茶専門店が目立っていた。
2階は茶器の店が多かった。

行ってみたのは、上海ナビに紹介されていた《緑雪芽》という白茶専門のお店。
ここで紹介されている白茶の“餅茶”(円盤状に固められたお茶。普通はプーアル茶で作られている)が欲しかったのだ。

091201_sh(17).jpg
あったあった♪
白茶の餅茶だ~☆

お店に入ると、ナビに書いてあった通り、ちょっとだけ日本語が話せる可愛い陳クンがいた。

白茶専門店だけに、陳クンも福建省福鼎の出身で、実家で作っている白茶だという。
早速餅茶を見せてもらう。

091201_sh(11).jpg 091201_sh(12).jpg
左;白毫銀針の餅茶 右;白牡丹の餅茶

 091201_sh(13).jpg
寿眉の餅茶

「北京でお茶の勉強をしているんですよ~」

と言うと、次々とお茶を試飲させてくれた。

 091201_sh(10).jpg 
福建の紅茶 白琳工夫の中の最高級品
全て芽で作った“金絲猴”

“金絲猴”って、孫悟空のモデルになったサルだよね。
確かに“金絲猴”っぽい金色をしている。
面白いネーミング!

茶葉の香りを嗅いだら、とっても甘くて良い香り。

試飲してみたら・・・甘くて深くて美味し~~~!
熱い時はそれほど特別だと思わなかったのだけど、少し冷めてきてからの香りの伸びが凄かった。
最終的には、「これ、すっごく美味しい!」と感動。

091201_sh(15).jpg

 091201_sh(16).jpg 

他にも、「新工芸白茶」も試飲させてもらった。
これは北京でも飲んだことがあり、言って見れば白茶と紅茶の間のような味がする。
面白いと言えば面白いが、普通に飲んで特別に美味しい♪と思えないのは、ここでも同じだった。
北京で試飲させてもらったのより高級で上品な味の「新工芸白茶」だったので、買ってもいいかな、とも思ったのだけど、いたずらに荷物を増やせない事情もあったため、これは購入を却下した。(わたしにしては珍しい。)

次に出てきたのが、このお茶。

091201_sh(23).jpg 

陳クンによると、このお茶は、10年前に陳クンが白茶を熟成させようと寿眉を置いておいたものだそう。
※白茶は常温保存(直射日光の当たらない、風通しの良い、涼しい場所)で保管しておけば、熟成されて年々美味しくなります。

7年ぐらい経って茶葉を見たらあまり綺麗では無かったので、見た目を整えるために白毫銀針を3割ほど加え、更に3年熟成させてみたところ、10年目に飲んでみたらとっても美味しくなっており、しかも後から加えた白毫銀針が柔らかな味のアクセントになっていて、絶妙だったのだとか。

この、陳クン秘蔵のお茶を淹れてくれたのだ。

10年物の寿眉with白毫銀針。

美味しい。

で。

渡辺博美・・・って・・・誰?

「あ、これ、ボクの日本名です」

え・・・。

あぁ、言われてみれば、陳クン、“渡辺博美”っぽいかも。

ってことで、寿眉と白毫銀針の餅茶と、“金絲猴”、そして“渡辺博美”秘蔵のお茶も特別に売ってくれる、ということで頂いて行くことに。

上海で大寧国際茶城に行くことがあったら、是非“渡辺博美”のお店も訪ねてみてください。
(“北京の智子[zhi4zi3]の紹介で来た”と言ったら喜んでくれると思います。)

白茶の餅茶、北京で売っているのかまだ確認したことが無いのだけど、渡辺博美クンに会えたし、非常に美味しい“金絲猴”にも出会えたので、これはこれで良かったと思う。
上海に行くことがあったら、また博美の店に行こう。
お茶との出会いは、ホント、一期一会だ。

ちなみに、お店の名前の“緑雪芽”とは、清代にあったお茶の名前で、このお茶を元に福鼎大白種が開発されたのだとか。
白茶専門店としてとても相応しい名前だったんだね。

+++

《緑雪芽》

上海市共和新路1536号(老[さんずい+戸]太路/洛川中路との三叉路)

上海大寧国際茶城1F1128号

ph;021-6652-8894

+++

ちょっとだけ時間があったので、2階も見てみる。

雲南茶専門店で珍しいお茶を発見。

091201_sh(18).jpg 
雪茶

雪茶とは

雪茶は中国チベット抗原から雲南省北西部の標高3800m以上の石岩などに自生するムシゴケ科の地衣植物を原料にしています。この一帯は年中雪が溶けない万年雪のある所で育ち、茶葉の色が白っぽいことから雪茶という名がついたとも言われています。呼び名は「ユキチャ」や「セッチャ」。茶湯の色は赤ワインのように鮮やかな紅色をしています。このため紅雪茶(コウセッチャ)という名の製品もあります。

雪茶は別名「太白茶」とも呼ばれています。もともとは、肉類を主食とするチベットの人たちが余分な脂肪を排泄するものを探しているなかで見つけたものだそうです。

「雪茶」との関連が疑われる肝障害の事例

091201_sh(19).jpg 
笋芽普洱茶

喬木種の野生の茶葉の芽のプーアル生茶。
お湯を入れると、こんな感じ。

091201_sh(20).jpg 
煮物にしたら美味しそうな感じに・・・。

アミノ酸が多く含まれていて健康に良い、とのことで試飲させてもらった。
前半は、プーアル生茶の味で、後半は野生のお茶っぽい粗い味と酸味が来る感じ。

雪茶は苦くて薬っぽかったので、こちらの“笋芽普洱茶”を買ってみた。

こういうの、北京ではあんまり見ない気がするなぁ。

@@@

《[イ泰]佳》
*雪茶と“笋芽普洱茶”はこのお店にて購入。

大寧国際茶城2226号

ph;021-6631-4993

+++

午後は、泰康路(田子坊)へGo!

091201_sh(22).jpg 
お茶城の近くにいた犬の家族。

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鉄観音の茎取り作業@北京 

お茶市場を彷徨っていると、面白い光景に遭遇することがある。

10月になると安渓鉄観音の秋茶のシーズンが到来するため、お茶市場では10月から11月にかけて、鉄観音の茎取り作業の光景を目にすることができる。

鉄観音2
産地から発送された鉄観音は茎がついた状態で出荷されている。

 鉄観音3
販売されるときには、茎の無い、葉だけ状態で売られている。

鉄観音 
茎を取る作業をしている“茶工”(お茶アルバイト)の人たち。

この作業をしている傍を通ると、鉄観音の香りが漂ってきて、非常にアロマ~。

それにしても。

お茶の製造過程は殆どが手作業。
この茎取り作業にしても、みんなこんな低い椅子に座って一日中小さな茶葉から茎を取るという細かい作業をしても、1時間数元しか貰えないんじゃないかな?(今度聞いてみよう)
少なくとも、わたしだったらモチベーションが全く保てない金額であることは確かだ。

そう考えると、ちゃんとしたお茶がある程度の値段がするのは仕方が無いなぁ、と思ったり、また老板が値段を下げてくれないのも然り、と考えたり、日本でお茶を作っても、価格競争で中国に負けるのは道理だなぁ、などど思いを巡らせるのであった。

茶農家に行かなくても、お茶の製造工程を北京でも見られる貴重なこの作業は、鉄観音の春茶と秋茶のシーズンのみ見ることができる。

次に見ることができるのは、来年4月。

@@@

わたしは武夷岩茶が好きなので、岩茶を扱っている店は必ず覗いて見てみるのだが、この日覗いてみたお店が面白い作業を行っていた。

大紅袍1 (3)
女の子が座って茎取り作業をしていたが
茶葉が鉄観音ではない。
店の中に香っているのも鉄観音の香りでは無い。

大紅袍1 (4)
なんと、大紅袍の茎取り作業を行っていた!

※大紅袍(da4hong2pao2/だいこうほう)

武夷四大名欉(武夷山の岩地に生える岩茶の中で特に優れた四種)の中で、一番有名。
茶王と呼ばれている。

天心岩九龍巣、天遊岩にある樹齢300年を超える母樹は4本(6本という説もあり)しかなく、幻のお茶とも言われている。

当然ながら、母樹から採れる茶葉が庶民の口に入るわけもなく、そこで市場に出ている大紅袍はニセモノだ、という人もいるが、母樹のものが市場に出回るはずが無い、という前提に於いて、その母樹から接ぎ木をした子の代、、孫の代の樹から採った茶葉も「本物の大紅袍」と呼んで良いこととなっている。
孫の代程度の大紅袍であれば、きちんとしたお茶屋さんであれば購入可能だが、値段はやはり高い。
安い大紅袍があれば、それは他の茶葉とのブレンドか、或いは全部他の茶葉。

日本においては、毎年10月にサントリーとルピシアが共同開発した330ml1200円(!)のペットボトルの大紅袍を発売している。
ペットボトルってことは、冷やして飲んでいる?
“ペットボトルの大紅袍”って、“使い捨てのLVバッグ”“化繊でできたエルメスのスカーフ”ぐらい違和感を感じるのだけど、まぁ、飲んだことも無いし、多くは言うまい・・・。

大紅袍1 (5)  
取られた後の茎。

大紅袍1 (10)
茎を取った茶葉を竹で作った籠に入れる。


 大紅袍1 (9)
籠の中は途中にネットが張られていて、半分ぐらいは空間ができている。

大紅袍1 (6) 
それを加熱機の上に乗せて烘焙(火入れをして茶葉をじっくりと乾燥させる)をする。
約1時間に1回籠をひっくり返して中を混ぜるのだという。

大紅袍1 (7) 大紅袍1
下の器具。
電熱器になっている。

大紅袍を烘焙している香りが部屋中に満ちていて、なんともアロマ~な空間だった。

この烘焙したてのお茶を買ったのか?
いや、これは見ただけで買っていない。
岩茶は通常春茶しか作らない。秋茶も採ろうと思えば採れるのだろうけど、やはり春茶には劣るので、秋茶は買わないことにしている。
また、岩茶は新茶が良い、というものでもないらしい。
作られてからすぐは「火味重」(火を通した味が残っている)と言ってまだ飲まず、半年~1年経ったものを「火味退」(火の味が消えた)ので美味しくなった、と言って飲み出す。
「火味」というのもまた抽象的な表現だが、要は味が落ち着いてくる、ということだろう。

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お茶会《中国紅茶を楽しむ秋》を開催しました!@北京 

南鑼鼓巷エリアの胡同にある文鳥珈琲さんでは、11月26日まで版画作家・丁未堂さんの作品展が開催されており、そこで中国茶を飲みながらまったりしてみませんか?ということで、僭越ながらわたしがお茶を淹れさせていただいた。

091120_cha (2) 
静かな胡同。

091120_cha (3) 
景色に溶け込むように存在している文鳥珈琲。

091120_cha (5)
中はこんな感じ。

091120_cha (4) 
丁未堂作品に囲まれて。

091120_cha (6) 

@@@

満員御礼の20名の皆様に御参加頂き、本当に楽しい時間を過ごすことができた。

参加して頂いた皆様、ありがとうございました!

また、今回のお茶会は、丁未堂×文鳥珈琲×囍 Double happiness(わたし)のコラボレート企画であったため、わたしがお茶を淹れている間に丁未堂さんからは興味深い版画制作秘話が披露され、また、文鳥珈琲さんからは湯気ほっかほかの美味しいチャイニーズスイーツが次々と運ばれる・・・という素晴らしい協力体制が出来上がり、チキンハートなわたしも緊張することなく会の流れに身を任せることができた。

こういう形のお茶会を、丁未堂さん、文鳥珈琲さんと一緒に開催できたことは非常に幸福だったと思う。このお二方にも心から感謝!である。(&2日目に手伝ってくださったKさんにも感謝!)

@@@

お茶会メニューはこんな感じ。

お茶メニュー (by 囍 Double happiness)

1.滇紅  【雲南省】
2.四川公主  【四川省】
3.正山小種(銀駿眉) 【福建省】
4.祁門紅茶  【安徽省】
5.べにひかり 【日本・鹿児島】

1~4までは、中国紅茶の代表的な種類のものをセレクトしてみた。
5は参考試飲。緑茶の消費が低迷している日本において、お茶の産地では緑茶の茶葉で紅茶を作り、新たな活路を見出そうという動きが起きている。
産地の方や紅茶に詳しい方でないとあまり知られていない日本製の紅茶をみなさんと一緒に試飲し、「日本の紅茶」についても語らってみましょう、ということで。
特製チャイニーズスイーツ (by 文鳥珈琲)

1.干果    [ドライナツメ&ドライトマト]
2.馬拉糕  [マーラーカオ]
3.姜奶布丁  [牛乳プリン&生姜ソース]
4.南瓜包子  [かぼちゃ餡包子]
5.湯圆小豆粥 [白玉入りぜんざい]
湯気ほっかほかの牛乳プリン。絶妙なふるふるの柔らかいプリンがのど越しを流れ、胃に落ちて行くと、身体もほっと温まる感じ。

一口目は牛乳プリンの懐かしく素朴な味を味わって。
二口目は生姜ソースをかけて、身体を芯から温めて。
この絶妙な牛乳プリンは作り置きができないため、今回のお茶会の特別メニュー。
「定番化して!」という声アリ。老板さん、どうする?
その他にも、蒸篭からあっつあっつの状態で頂く馬拉糕と南瓜包子は湯気までも美味しそう。
日本の紅茶には湯圆小豆粥で和風な感じで〆。
お茶請けの域を超えた充実スイーツ、参加者の皆さんにもきっと喜んでいただけたことと思う。
@@@
お茶会前日の夜は、準備と緊張で実は眠れなかったわたし。
参加してくださった皆様と、丁未堂さん&文鳥珈琲さんのおかげで、大きなミスもなく(?)お茶会を終了させることができました。
参加して下さった皆さま、本当にありがとうございました!
また、こんな楽しい、ほっこりとしたお茶会ができるといいですね♪

※文鳥珈琲さんと丁未堂さん個展情報はこちらから。
091120_cha.jpg 
DSC04456.jpg 
御参加いただいた皆様へのお土産。
丁未堂製スタンプの押されたお茶会限定記念バッグ

囍 Double happinessセレクト紅茶&ミニプーアル茶 飲みきりセット
@@@
[おまけ画像]
091120_cha (7) 
午前と午後の部の間のお昼休憩時に食べた巨大パオズ。
091120_cha (8)
豚肉・白菜・粉条(春雨)等具材たっぷり!
かぶりつくたびにしあわせ~な気分に。
これで1個4元はお得!
買ってきてくださったKさん、ありがとうございます!
美味しいパオズを食べて、更に元気になりました!
 

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プーアル茶作り体験記@北京 

プーアル茶作りを体験できる、というので、参加してきた。

「え?あの黒い発酵したお茶を作るの?」

と思われるかもしれないが、一般的に知られているのはプーアルの熟茶。

プーアル茶には「生茶」と「熟茶」の2種類がある。
このブログを読まれて、「プーアルに2種類あるなんて知らなかった!」と思われた方がいらっしゃったら、その方が知っているプーアル茶は十中八九熟茶の方だと思う。

昔から伝統的に作られているのは「プーアル生茶」。
プーアル茶は「後発酵茶」という発酵形態に分類されるお茶なのだが、生茶は自然発酵でお茶を熟成させるため、飲めるようになるまで長い時間がかかる。

一方、市場に多く出回ってるのは、「プーアル熟茶」。
これは1970年代に開発された方法で人工的に熟成させたプーアル茶。短時間で熟成させた後、すぐに飲むことができる。
この熟成方法(「渥堆」という)については、温度・湿度・時間については秘密事項で、プーアル茶農家に行っても絶対に教えてもらえないらしい。
(他のお茶は、お茶作りの時期に茶農家に行けば、製造工程を見せてくれる)

なので、北京のお茶教室で熟茶を作ることは不可能だが、生茶なら作れる。

ということで、作らせてもらったのだ。

~プーアルの生茶と熟茶の比較画像~

※典型的なものは見るとわかるが、生茶も10年近く熟成されたものは外見が熟茶に近くなっているため、見た目だけでは判別しにくくなる。
これは、典型例だと思って見てください。
(飲めば熟茶と生茶は味が違うので、すぐにわかる)

【生茶】

091103_puer(36).jpg 
生茶
人工的に発酵させていないため、茶葉の形がそのまま見える。

もっとも一般的な形で、円盤状をしており、1個が357.5g。 (直径約19センチ)
「七子餅」と呼ばれるタイプで、これは昔、雲南省で作られた茶葉をチベットなどの辺境地域へ持っていくのに最も
効率的に運ぶため、茶葉を円盤状に圧縮し、7個を1つの竹かごに入れて馬にのせて運んだため、このような形になっている。
辺境地域では新鮮な野菜が採れないため、茶を日常的に飲むことでビタミン補給をしていた。
バター茶などに加工するので、茶の質は問わないため、雲南の大葉種の葉を発酵させて作ったお茶が運ばれたのが起源。(この、雲南からチベットまでの道が南のシルクロードと呼ばれている『茶馬古道』である)

091103_puer(35).jpg
生茶
球状に丸めているタイプもある。(沱茶[tuo2cha2]と呼ばれる)

091103_puer(37).jpg
沱茶は後ろの中央が窪んでいる。

この窪み、製造工程での必然なのだと思うが、中国のアヘン大流行時代には、ここにアヘンを詰めて運ばれたこともあったらしい。

アヘン戦争と中国茶:
(清朝期)水路での海外貿易が始まり、ヨーロッパ諸国にも中国の茶が紹介されるようになりました。

当初、緑茶、そして烏龍茶(武夷茶)が輸出されましたが、発酵の高い茶を好むヨーロッパ人は紅茶との相性が良く、イギリスで大喫茶ブームとなりました。
あまりの喫茶ブームに茶を購入するための銀の流出が激しく、貿易赤字となったイギリスは、アヘンを中国に密輸しその赤字を埋めようとしました。アヘンは瞬く間に中国全土で流行し、今度は中国の銀が流出し、清朝は混迷をきたします。
これが後のアヘン戦争のきっかけとなります。

中華民国建国以降も茶は発展を続けましたが、中華人民共和国の文〇大〇命で茶は贅沢品として弾圧されました。茶文化は衰退しましたが、反面、台湾や香港ではそのすばらしさを受け継ぎ、それぞれ独自の茶文化を形成する結果となりました。

中国茶専門店「茶茶」HPより


091103_puer(39).jpg 
キノコ型
茶葉古道で茶葉を運ぶのに、取っ手が付いていたほうが便利だから?
チベット向け商品なので、チベット語が書かれている。

【熟茶】

091103_puer(38).jpg 
ウチに円形のものが無かったので、飲みかけの熟茶。
黒くて「え?これがお茶・・・?」という外見。

080413_03_puercha.jpg
チョコレート型、沱茶など形も多彩。

「散茶」と呼ばれる、圧縮していない茶葉のままの状態のものもある。
「宮廷プーアル」とは、芽だけを使って作ったプーアル茶。
プーアル茶は、上述のように辺境地域にビタミン補給のための茶葉を届けるために作られたのが起源であるから、本来は芽のような上質な部位は使われていなかった。(バター茶などに加工するので、茶そのものの味を楽しむ、という飲み方では無いため)
芽でプーアルを作るようになったのは、比較的最近のことのようである。

@@@

おっと。前書きが長くなったYO。

では、以下、生プーアル茶制作体験を写真でUP!

091103_puer(1).jpg 
作る前に加工する前の生茶を飲んでみる。
今回使用したのは、2006年に摘み、「殺青」を行ったのち、乾燥しただけの茶葉。
生プーアル茶の味はするけれど、熟成されていないため刺激が強く、
この小さな茶杯1杯飲むのも辛い感じ。

091103_puer(6).jpg
伝統的な量は前述の通り357.5gだが、今回は360g使用。
葉が大きいので、すごいボリューム!

091103_puer(7).jpg
鍋に入れて蒸す。

091103_puer(2).jpg

091103_puer(9a).jpg 
1回目の蒸し作業が終わると、
「内飛[nei4fei1](内扉[nei4fei1]と書いている場合もある)」
という和紙を乗せる。
これは餅型のプーアル茶に付いているもので、
そのプーアル茶の製造元などが記されている。
この前日が相棒の誕生日であったため、わたしは「誕生日記念」プーアル茶とした。

091103_puer(10).jpg 
「内飛」を乗せたら、再度蒸す。
2回目は木綿の布をかぶせて蒸していた。

091103_puer(11).jpg
2回目の蒸し作業中。

091103_puer(12).jpg
2回目の蒸し作業が終わったら、火から下ろす。

091103_puer(13).jpg
ひっくり返して・・・

091103_puer(4).jpg
蒸されて嵩が少なくなった茶葉を布で絞って
更に圧縮する。

091103_puer(14).jpg
グイグイ搾ると、ここまで小さくなる!


091103_puer(15).jpg
余った布をグルグル丸めて・・・
あ!餅茶の真中にある窪みはこのせいだったのか!
納得~♪

091103_puer(3).jpg
次に登場するのが、雲南から持ち帰ったという25kgの石。
この下に茶を置いて、更に圧縮する。

091103_puer(16).jpg 
茶を置く。

 091103_puer(18).jpg
更に乗る。

@@@

今回は体験なので、こんな感じで圧縮したが、本来はこういう機械を使うらしい。↓

091024_cte(5).jpg 
中国国際茶業博覧会』より

@@@

091103_puer(19).jpg
乗って圧縮された後のお茶。

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ぺったんこ!

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あんなにモッサリあった茶葉がこんなに薄くなった!
遠くまでお茶を運びたかった昔の人の知恵はスゴイ!

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窓辺で風にあてながらしばらく干す。

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窓の外では、ガラスの天井の上をヘルメットも被らずに雪かきしていたYO!
滑ると怖いよ~。

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ある程度乾いたら、袋から出す。

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おー!プーアル茶の形になっている!
感激の一瞬☆

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再度少し乾かしてから、和紙で包む。
ちなみに、これをやってくれたのは、雲南に10カ月プーアル修行に行っていた
男性の先生。

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余談だが、男性の綺麗な手はセクシーだと思う。(←手だけね)
慣れた手つきで美しくお茶を淹れてくれると、ドキッとする。
お茶を綺麗に入れられる男性はセクシーだと思うので、
男性は中国茶の淹れ方を習うとモテ度が上がるんじゃないか、と思うんだけど。
(ウンチクが多いだけは、ウザいからNGね。)

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完成~!

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綺麗な化粧箱に入れてくれた。

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箱の表は切り絵みたいになっていて密封されていない。
これは、プーアルの保存は密封しないほうが良いから。

このお茶は、乾燥が十分でないため、帰宅後、自宅で1週間干したあと、再度紙に包んで保管。

飲めるのは2年後から。

「爺ちゃんが作って、孫が飲む」

と言われるぐらいのお茶なので、まぁ、美味しく飲めるのは5年後か?

相棒の5年後の誕生日にでも、飲んでみよう。

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