前門・大柵欄@オリンピック前の北京レポート
という記事を読み、「おぉ。長らく工事中であった前門もいよいよオープンか!」ということで、オリンピックで混む前に、前門見学へ行ってきました。
工事中は工事現場を囲う塀に建物実物大のような絵を描いたりしていた前門。
(建物実物大の絵、という手法は故宮内にも使用されていました)
イラストの感じでは、今までのごちゃごちゃしたオールドチャイナ感は薄れ、安っぽい「チャイナ村」的な感じに仕上がるようでしたが、街中をちんちん電車も走るようで、それはそれで期待もしているわけです。
で、現場に到着。
中を覗いてみました。
うーん・・・張りぼて的には一応出来上がっているようですが。
中にいる人は工事の人です。
手前の看板が完成予想図。
左中央部分の絵。
遠くから見たら本当に橋が架かっているのかと思った!
出た!得意の「実物大看板」!
・・・ってことで、未だ中には入れませんでした。
ニュースによると・・・
《前門の路面電車は「ウルトラ・コンデンサ」で充電走行》
4月28日付中国新聞社電によると、同日までに北京市の繁華街、前門大街の全面改修工事が最終段階を迎えた。これまで、完全に閉鎖して作業を続けてきたが、5月1日には開放するという。
改修工事の目玉のひとつが、北京市では半世紀ぶりとなる路面電車の復活。古き北京の雰囲気をただよわせる、レトロな車両を走らせる。
ところがこの車両、架線は必要ないという。静電気エネルギーを蓄える最新式の「ウルトラ・コンデンサ(電気二重層コンデンサ)」が搭載されており、終点で1分間程度の充電をするだけでよいからだ。区間が約800メートルと短いこともあり、100人を乗せても十分に運行が可能だという。
《観光客「そんなのあり!?」―連休に扉閉ざす前門大街》
前門大街は同日からの一般開放を見送った。前門大街は古い北京の街並みの再現するために、該当地域を封鎖して全面的な改修工事を進めており、5月1日からのメーデー三連休にオープンするとされていた。
5月1日(来年じゃなくて、今年だよ!)には電車も完成し、前門大街も一般開放される予定だったらしい。
今日は7月12日。メインストリートはさっきの写真の通り、まぁ、8割がたはできているのかな?という感じだけど、周囲は・・・というと。
レトロチャイナを愉しめると人気の『大柵欄』。
この道案内(?)自体がかなり怪しい・・・。
矢印の方向書き直しているし。
とりあえず、いたずら書きでないことを祈って
矢印の方向に進む。
珠宝市街
こんな状態でも営業している店がある。
上からなんか落っこちてこないかとても不安・・・。
北京の浅草と言われる『大柵欄』
今、「ダイサクラン」と打ったら「大錯乱」と出ましたが、
まさに「大錯乱」。
西洋レトロな街として人気があり、薬屋の「同仁堂」、
お茶屋さんの「張一元」等北京の老舗が並ぶ通り。
今やどうしたいのか、どうなるのか、てんで見当もつかない状態。
老舗の店はメインストリートに移転?
という感じで、オープンどころか、周囲の方はまだ壊している最中、という有様。
それもそのはず。
これは建てている様子だけど、ヘルメットも被らず、若い男の子(高校生ぐらい)
が壁の建材であるレンガを手動で引き上げて作業をしている。
これじゃ1日になんぼも進まないよ・・・。
建物が完成したら、筆で着色。
出来上がりは綺麗だけど、作業は遅々として進まない・・・。
北京の最近の規制によると、「各工事業者に対し、7月20日前に土木工事作業等を停止」だそうだけど、明らかにあと1週間では何も終わらない。
この瓦礫の山を残したままオリンピック突入か?!
前門と言えば、明清時代の北京一の繁華街ということもあり、外国人観光客も特に地方の中国人環境客も行ってみたい場所の一つのはず。
ちんちん電車の場所はなんとかオリンピックまでに塀は取れるんだろうけど、肝心の大柵欄は完全にタイムアウトだな。
老舗の店がメインストリートに移転していたとしても、やっぱ大柵欄見たい人は多いだろうに。
とっくに開通しているはずの市内と空港をつなぐ電車も、地下鉄10号線も、CCTV(中国中央テレビ)新社屋も、何もまだ完成していない状態。
大丈夫か?!8月8日。
CCTVに至っては、本来は新社屋からオリンピック中継したかったらしいですが、どう考えても無理なので、諦めたそうです。何のための新社屋だったんだ?!
工事中のCCTV新社屋
完成したとしても、空中に浮いているフロアでは仕事したくないな。
工事リミットまであと8日。
どうなる?北京!
【おまけ情報1】
「珠宝市街」を「大柵欄」の方に曲がらずに、
そのまま真っ直ぐ行くと、
かなり歩くと「施家胡同」が右手に出てくる。
そこは、なぜか“成人保健”ストリート。
“成人保健”(英語では「S●X SHOP」と書いてある)屋が
ずらずら並んでいる。
この巨大ティ★ポ、用途は不明。
1店舗あたりの面積は、他の場所より広い。
大柵欄が明清代には色町だった名残か?
【おまけ情報2】
帰りに寄った三里屯。
こっちはオープン間近。
斬新なデザインのビルが姿を見せています。
手前のカラフルビルにはユニクロの看板が♪
しかし、「三里屯Village」ってネーミング、「三里村村」って意味になってないか?
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- [2008/07/12 23:55]
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